ダイバーシティニュース 経済(1/5)川崎裕一【2/28までの限定公開】

川崎裕一(かわさき・ゆういち):スマートニュース株式会社 執行役員

1976年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。日本シスコシステムズ株式会社(現シスコシステムズ合同会社)、ネットイヤーグループ株式会社を経て、2004年8月に株式会社はてな入社、同年12月に取締役副社長に就任。2010年株式会社kamado設立、代表取締役に就任。2012年、同社を株式会社ミクシィが買収し、2013年1月にミクシィへ入社。同年6月に取締役最高事業責任者(COO)。2014年、スマートニュース株式会社入社。2020年7月からシニア・ヴァイス・プレジデント メディア投資事業担当。Twitter

川崎裕一さんのニュースピックアップ

1.農業用ロボ「メカロン」が示す、第1次産業に重要な組み合わせ

『第2回いばらきイノベーションアワード』で大賞を受賞した農業用ロボ「メカロン」は、収穫した農作物を入れるためのかごを自動で持ってきてくれるという非常に便利なもの。しかも、かごなどの部品は農家が自分で直せる仕様になっており、アルゴリズムだけをロボット・ベンチャーの「Doog」が開発。こうした現場で調整が出来る自由度を残したハードと先端的なソフトウェアの組み合わせは、部品の消耗が激しい第1次産業にとって大切になってくる。

2.報酬は株券、PEファンドの負の側面解消なるか

これまでのPEファンドでは現金で報酬をもらっていたが、短期的な付加価値をつけることに夢中になり、10年後、20年後を考えなくてもいいという負の側面があった。しかしアメリカの投資ファンド・KKRは、現金ではなく株券を渡すという方向に。これによって企業価値を向上させる長期的なメリットが生まれる。短期的な取り組みだったPEファンドで、ストックオプションに似た制度が生まれたことが面白い。

3.業務管理AI導入、そのメリットとデメリット

タクシーのように空き時間が無駄になる業種では、客単価や距離などを瞬時に計算し、管理するアルゴリズムを使っていた。昨今ではUber Eatsなどのデリバリーサービスでも利用されているが、業務管理などのために導入している企業が広がってきている。一方で、ミスをすると非常にネガティブな評価が付いてしまう仕組みになっているため、1回のミスで不利なポジションになってしまう可能性も。

4.新サービス「Pyth」、今後のビジネス展開に注目

通貨などと違い、信用を分散している「分散型金融(DeFi)」。分散型金融の新サービス「Pyth」は、「1ビットコイン=○ドル」というように為替を分散でやるというもの。こうしたサービスを有料で提供している企業はいくつかあるが、「Pyth」は無料。儲けのためにこのサービスをやっているかどうかを含め、話題になっている。

5.バーチャルスニーカー「RTFKTスタジオ」、ナイキが買収

ナイキが買収したバーチャル・スニーカー・ブランド「RTFKTスタジオ」は、新時代のラグジュアリーブランド。「RTFKTスタジオ」の創業者は最年長35歳、最年少25歳の3名で、この先でナイキのデジタル上での販売をほぼ任されるのではないかという予測がある。彼らの持つ「バーチャル上でスニーカーを作り、物理的にほしいと思えば生産すればいい」という価値観は非常に面白く、ナイキも感化されたのではないか。

【スペシャルトーク】ランナー向けサービス「ラントリップ」

スペシャルトークでは、ランナー向けサービスを運営する会社「ラントリップ」の取締役・冨田憲二さんにランニングを楽しくするサービスを展開する「ラントリップ」や、これまでのスタートアップのキャリアについてお話を頂いた。

就職した当時はスタートアップという概念がなく、ITベンチャーという言葉しかなかった。スマートニュースに入った2013年頃からスタートアップという言葉が出てきたということもあり、スタートアップで働こう、スタートアップでキャリアを築こうと思ったことは1度もない。これまでジョインしてきたスタートアップ企業は、単純に心が動いたものばかり。

ラントリップには、40歳を迎えて社会に対して自分が残してきているものは何なのかと向き合ったことがきっかけ参画した。スマートニュースの創業者や創設メンバーに大きな魅力を感じていたが、自分が本当に社会に残したい価値は違うかもしれないと気付き、次のステップを考えてスマートニュースを辞めること決意。20年間健康習慣として続けてきたランニングで得られるストレス発散効果をより多くの人に届けられたら、と考えていたところラントリップに出会った。

ランニングは始めるのは簡単だが、続けるのが難しい。継続率が高められれば結果的に心身共に健康になれる機会につながると考え、楽しく続けられるために必要なイベント、アイテム、コミュニティ、メディアを提供しているのがラントリップ。ラントリップが目指しているのは、人々を幸福にさせること。「健康は全てではないが、健康を失うと全てを失う」という言葉があるが、目先だけを見て生きているとどうしても健康の優先順位が下がってしまう。しかしコロナ禍で健康の重要性を世界が気付き始めた。ラントリップではハードルが低く、簡単にできるランニングを誰もが楽しく続けられる世界を作っていきたい。個人としては、自分の経験と言葉を届けることで社会的に心身の健康に貢献していきたい。

冨田憲二(とみた・けんじ)さんご経歴:1981年生まれ。東京農工大学大学院修士課程修了後に株式会社USENに入社。2013年にスマートニュースへ参画し、グロース・セールス・人事を歴任。2018年に株式会社ラントリップに参画し、現在取締役として複数の事業と組織を管掌している。Twitter  note

ダイバーシティニュース視聴方法

1.LuckyFM茨城放送のラジオ FM88.1/94.6MHz
2. YouTubeライブ配信(アーカイブでも視聴可能です)https://www.youtube.com/channel/UCOyTwjQoiUJXxJ8IjKNORmA
3. radikoでも聴取可能です

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