ダイバーシティニュース エンタメ(12/2)佐渡島庸平【1/31までの限定公開】

佐渡島庸平:コルク代表取締役社長、漫画編集者

2002年講談社に入社し「週刊モーニング」編集部所属。『バガボンド』『ドラゴン桜』『働きマン』『宇宙兄弟』『モダンタイムス』などの大ヒット漫画の編集を担当。2012年に講談社を退社し、作家のエージェント会社「コルク」設立。オンラインサロン「コルクラボ」を主宰。Twitter YouTube

佐渡島庸平さんのニュースピックアップ

1.ガチャガチャの旅、運任せの「旅ガチャ」大人気

格安航空会社(LCC)のピーチ・アビエーションが企画する「旅くじ」が人気を集めている。1回5千円のガチャを引くと、カプセルに入った紙に行き先とその路線で利用できるコードが記載されている。「旅行」は、宿や観光地だけでなく「どこに行く?」から、ワクワクは始まる。エンタメの拡張を感じられるニュースだと思う。

2.自動車開発にApple参戦「完全自律運転モデル」開発中

米アップルが、電気自動車(EV)の開発プロジェクトに注力していることを複数の関係者が明らかにした。目指すは、人間の介在がない完全自律運転モデル。ハンドルやペダルがなく、運転が必要ない車内設計だという。運転がなくなれば車は移動の手段ではなく、“部屋に住む感覚”に代わっていくのだろう。米アップルは、ホテルにも参入していく話もあり、期待が高まる。

3.Netflixの韓国ホラー「地獄が呼んでいる」世界的ヒット

Netflixの韓国ホラー新作ドラマ「地獄が呼んでいる」の人気が急上昇。世界的大ヒットとなっている。最近では、韓国ドラマ「イカゲーム」が1位を独占していたが、入れ替わる形に。71の国・地域でTOP10入りを果たした。「地獄が呼んでいる」は漫画が原作。しっかりとしたテーマがあり、深みのある素晴らしい作品だ。韓国ドラマは、視聴者を“世界”と想定して制作されている。飽きさせない工夫にあふれている。

4.楳図かずお、27年ぶりの新作!来年開催の展覧会で公開

漫画家・楳図かずおの展覧会『楳図かずお大美術展』が2022年1月28日~3月25日に東京シティビューで開催されることが発表された。注目を空集めているのは、4年の制作期間を費やした新作。実に27年ぶりだという。原画101点を連作絵画として見ることが可能で、“歩きながら漫画を読む”体験が新しいと感じた。漫画を本にして売るだけでなく、“体験”としてビジネス展開されていく例だと思う。

5.オールカラー・縦スクロール式「韓国漫画」が熱い

日本の電子漫画は、モノクロで横スクロールが中心。一方韓国では、オールカラー・縦スクロール式を採用しており、これが世界標準になるという見方もある。圧倒的な読みやすさから、日本でも読者を増やしているが、現在は韓国や中国原作漫画が中心。日本では、この形式でのヒット作品はほとんど生まれていない。これから誰がどのようにヒット作品を生み出していくのか、楽しみだ。

【スペシャルトーク】「デジタルコミック『Webtoon』の専用スタジオ『LOCKER ROOM』」「どこよりも早く!2021年をプレイバック」

スペシャルトークでは、「デジタルコミック『Webtoon』(ウェブトゥーン)の専用スタジオ『LOCKER ROOM』」「どこよりも早く、2021年をプレイバック!」の2テーマでお話を頂いた。

デジタルコミック「Webtoon」の専用スタジオ「LOCKER ROOM」

エンタメプロデュース事業などを行う株式会社1LDKは、“縦読みフルカラーマンガ”で知られるデジタルコミック「Webtoon」(ウェブトゥーン)の企画・制作・編集を行う株式会社LOCKER ROOMを設立した。Webtoonの人気が国際的に高まっている背景を受けて、市場をリードしていくべく子会社設立に至ったという。ゲーム会社のアカツキが出資している点にも注目したい。これまで縦スクロール漫画を作ろうという動きはあっても、「プラットフォームを作る」と宣言したのは、日本の会社としてはアカツキが初めてだ。

また、漫画家という視点でみると、モノクロ横スクロールから、縦スクロールフルカラーに変更することで、これまでにない苦労がある。ストーリーの「間」が全く変わってくるからだ。動画に近い形で読むことができる縦スクロール漫画において、笑えるか、泣けるか…といった感情移入の演出をどう設計していくのか、手探りな部分は多いと思う。

どこよりも早く!2021年をプレイバック

今年、私が気になったエンタメトップ3を紹介する。第3位は「NFT」。現在はデジタルアートで注目を集めていて、唯一性を証明することでデジタルアートを価値づけする。今後はさらに広がり、世の中の在り方を変えていくと思う。たとえば、ソーシャルゲームでガチャを引いて得たものは外に持ち出すことは難しかったが、他のメタバースでも価値を持つことも可能になる。

第2位は「豊島美術館」。瀬戸内海の豊島にあり、今年初めて訪れたのだが、人生で一番感動した。訪れるだけで心が整う場所。精神状態が変わるオススメのスポットだ。

第1位は、「韓国エンタメ世界席巻」。今日のニュースでも多く取り上げたが、ドラマにしても漫画にしても音楽にしても、世界レベルのコンテンツを次々に生み出している。今年だけに限らず、この勢いは来年再来年と続いていくだろう。

ダイバーシティニュース視聴方法

1.LuckyFM茨城放送のラジオ FM88.1/94.6MHz

2.YouTubeライブ配信(アーカイブでも視聴可能です)https://www.youtube.com/channel/UCOyTwjQoiUJXxJ8IjKNORmA

3. radikoでも聴取可能です

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