ダイバーシティニュース 経済(11/17)湯浅エムレ秀和【12/31までの限定公開】

湯浅エムレ秀和:グロービス・キャピタル・パートナーズ ディレクター

グロービス・キャピタル・パートナーズで主にフィンテック(金融×IT)、人工知能、ブロックチェーン、ドローン、インターネットメディアの投資案件を担当。オハイオ州立大学ビジネス学部卒(優秀賞)、ハーバード大学経営大学院MBA修了。Twitter note

湯浅エムレ秀和さんのニュースピックアップ

1.国内で初の試み タクシー相乗りサービスが始まる

オンデマンド型シャトルサービス「スマートシャトル」を提供するニアミーが「ニア・ミー・タウン」というタクシーの相乗りマッチングサービスを始める。乗車前に同乗者のマッチングが必要だが、国交省の認可を得て国内で初めての試みとなる。価格面のハードルが下がりタクシーの利用促進につながるかもしれない。最初は都内4区で限定スタートし、そこでまずユーザーを増やし、徐々に拡大していくという戦略だろう。

2.EV車メーカー「リヴィアン」が時価総額10兆円で上場デビュー

米国のEV車メーカー「リヴィアン」は、2009年に創業したスタートアップで、現状の売り上げはゼロにも関わらず、上場に際して時価総額10兆円をつけた。ずっと研究開発をしていたが、このたびアマゾン向けのデリバリートラック1万台の受注を獲得したことが株価を押し上げた要因の一つだろう。なお、アマゾンは同社の最大顧客でありながら株主でもあり、多様な分野に幅広く投資し、影響力を強めている。

3.1枚4万5000円の培養肉ビーフパティが15円に?

培養肉は生き物を介さず細胞からつくるもの。味はほとんど変わらないが問題点はコスト。名古屋大学発のベンチャー企業「NUプロテイン」は、培養肉の原料を安くつくる技術を開発、価格を3,000分の1まで下げることに挑戦している。食肉の生産不足や環境問題の側面から、培養肉への期待が高まっている。また、今後は再生医療の分野などでも応用できるのではないかと期待されている。

4.フードデリバリー業界で統合・再編が進む

「ドアダッシュ」が、6月から日本でフードデリバリーのサービスを開始。同社は北欧発のウォルトを買収しており、今後もフードデリバリー業界で統合・再編が続くと見ている。国内でユーザー数が多いUber Eats、流通数が多い出前館、そしてドアダッシュも大株主はソフトバンクグループだ。同社が出資している会社同士で競争が起きているので、再編の動きは株主の意向も影響しているのかもしれない。

5.完全自動運転、技術発展とともに実現に近づく

米中で自動運転のスタートアップへの投資資金流入が加速、過去最高レベルに。自動運転の魅力は、ヒューマンエラーに起因する事故防止と運転時間の有効活用だ。自動運転には6つの段階があるが、国内で量産化が実現しているのはレベル3まで。高速道路の渋滞時など、特定の条件下で自動運転モードに切り替えて運転できる。自動運転のレベルアップにより、物流の増加に反比例して不足するトラックのドライバー問題の解決が期待される。

【スペシャルトーク】ギフト業界の今

スペシャルトークでは、株式会社Gracia代表取締役の斎藤拓泰さんに、今のギフト業界についてお話を掘り下げていただいた。

ギフトECサービス「TANP」は、カジュアルギフトをネット注文できるサービス。ラッピングや名入れ、刺繍など心をこめたオリジナルギフトを送ることができるのが特徴だ。ギフトに特化することで、他のECサイトとの差別化を図っている。ラッピングのクオリティやメッセージカードのバラエティーなどを充実させ、他では対応してくれないようなサービスを提供している。

カジュアルギフトとは個人間でのギフトを指し、業界で伸びている。一方、お中元やお歳暮など、本丸ギフトと言われる領域のマーケットは年々落ちている。コスメやマフラー、雑貨など多様なニーズがあるのがカジュアルギフトの面白いところであり、逆に事業者としては難しいとも感じている。

最近の特徴として、相手の住所を知らなくてもプレゼントを送れるサービスの需要が高まっている。プレゼントの送り主がURLを発行し、そのURLを開いて相手が住所を登録するという仕組みで、住所を知られることなくプレゼントが受け取れる。

例えば、プレゼントを贈りたい相手のハンドルネームしか分からない場合にご利用いただいている。リアルよりもサイバー空間でのつながりが強くなってきているトレンドも、カジュアルギフト伸長の理由の一つだ。

もともとのきっかけは、実家にいる父の誕生日プレゼントをネット注文した時に、あまりよいECサイトがないと感じたことだ。ギフトに特化したEコマースの可能性を感じ、起業しようと考えた。

今後は、女性向けのプレゼントを軸に、男性向け、お子さん向けのカジュアルギフトを展開していきたい。さらには食品のギフトにも注力していきたいと考えている。冷蔵の食品は受け取りのタイミングも重要なため、機会損失を減らす工夫をしていきたい。「よりよいギフトを、より多く」を目指して事業展開したい。

斎藤拓泰(さいとう・ひろやす):1996年生まれ。福井県出身。東京大学経済学部経営学科を2019年に卒業。大学在学中にビジネスに興味を持ち、友人数名で家庭教師斡旋の事業を立ち上げる。2017年に株式会社Graciaを創業。Twitter

ダイバーシティニュース視聴方法

1.LuckyFM茨城放送のラジオ FM88.1/94.6MHz
2. YouTubeライブ配信(アーカイブでも視聴可能です)https://www.youtube.com/channel/UCOyTwjQoiUJXxJ8IjKNORmA
3. radikoでも聴取可能です

最新情報は、Twitterでご確認ください。

※当コンテンツは作成時点までの信頼できると思われる情報に基づき作成しており、正確性、相当性、完成性などのほか、当情報で被ったとされる利用者の不利益に対しグロービス知見録編集部は責任を負いません。

GLOBIS 学び放題では、過去のダイバーシティニュースを動画でご覧いただけます。

 

RELATED CONTENTS