ダイバーシティニュース 経済(9/15) 小泉文明 【10/31までの限定公開】

小泉 文明(こいずみ・ふみあき):メルカリ取締役会長兼鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長

早稲田大学商学部卒業後、大和証券SMBCにてミクシィやDeNAなどのネット企業のIPOを担当。2006年よりミクシィにジョインし、取締役執行役員CFOとしてコーポレート部門全体を統轄する。2012年に退任後はいくつかのスタートアップを支援し、2013年12月株式会社メルカリに参画。2014年3月取締役就任、2017年4月取締役社長兼COO就任、2019年9月取締役会長就任。2019年8月より株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長を兼任。 Twitter

小泉文明さんのニュースピックアップ

1.在宅勤務で生まれる「リモハラ」 画面ONなど相互理解へ工夫を

在宅勤務が増え、顔と顔が見えなかったり、築いてきた信用が無くなってきたりするケースが多い。行間や表情が読めないことから、過剰に受け取ってしまう「リモハラ」につながることも。相互の理解がないと「リモハラ」が生まれやすくなってしまう。オンラインでも画面をONにして顔を合わせることが大切だ。

2.ファミマ、本格的な無人店を展開へ 人材不足を解消するか?

アメリカや中国ではあった、本格的な無人店をファミリーマートが出店する。これまで外国人の雇用などで対応していたが、昨今はコロナで帰国してしまっているため人材不足が深刻化している。キャッシュレスはもちろん、店舗自体のDXが発達し、無人化していく動きは、コンビニ以外の店舗にも広がっていくのでは?

3.「遺伝子ドーピング」検査導入 冬季五輪へ基準が重要

昨今、遺伝子治療を不正に使うことで、簡単に遺伝子ドーピングができるようになってきている。来年開催される北京・冬季オリンピックでは遺伝子不正も暴くようになり、ドーピングとの戦いが遺伝子まで達することに。これが行き過ぎるとオリンピック選手は気軽に薬も飲めないような状況になり、「人とは何か?」というレベルになってしまう。ドーピングの基準づくりが難しい。

4.「ゆでたまご」大ヒット、コロナ自粛が背景?

キユーピーのゆでたまごは、殻をむいた状態で販売されている。その保存液を極限まで減らしたことで食べやすさにつながり、倍々ゲームで売れている。さらに、今コンビニの売れ筋商品は「タンパク質」がキーワードになっている。栄養素で食品を選ぶ時代になってきているのは面白い。コロナの自粛太りや運動不足になったことも要因になっているのでは?

5.菅首相退陣表明、政府も企業もマネジメントチームの人選が肝

国家のマネジメントチームのポートフォリオを考えていかなければ、失敗につながってしまうケースが頻発するのではないか。安倍前総理と菅現総理は強み、弱みを補い合っているように見えたが、菅現総理の強み、弱みを補完できる人がいなかった。政府を一般企業に置き換えると、どこででも起き得る話。経営チームとしてのアウトプットを最大化できるような人選をすることが、気を使わなければならないポイントだ。

【スペシャルトーク】テーマ:アウトドア・ブランド「パタゴニア」のショップ展開

スペシャルトークでは、引き続き小泉文明さんにアウトドア・ブランド「パタゴニア」の国内初の画期的なショップ展開についてお話を頂いた。

「パタゴニア」は、環境に対して先進的な取り組みをしている。海や山の自然を守ることにコミットメントしており、ブランド価値を高めている。今回、渋谷と原宿の間あるショップの1階を大きく改装し、新品を売らない店舗をオープンさせた。店内にも「その商品、本当に必要ですか?」、「3つ以上売りません」という旨のメッセージがある。1階の奥の部分にはリペアスペースもあり、パタゴニア製品以外でも持っていけばリペアできる。このリペアスペースは全国を旅しており、取り組みの一つにもなっている。

1990年代と比べると、現在はアパレル商品が倍の量作られているが、日本で購入されている量は変わっておらず、大量の在庫が廃棄されている。日本のアパレル会社は売上至上主義に見えるが、世界は利益を重視したり、環境に優しいことをやっていく方向にシフトしている。丸井が「売らない店」を目指しているように、在庫をなるべく抱えず、地球に優しいことやサステナビリティを打ち出すことがブランドにとってこの先重要になるはず。それを存分に出したのが、パタゴニアの店舗。店員もポリシーを全部説明してくれ、パタゴニアのメッセージがこもったショップになっている。服というよりもブランドを売っているイメージで、ブランドを通じて客とコミュニケーションしている先進的な取り組みだ。

メルカリでも地球に対してポジティブな活動をしていこうという意味の「プラネットポジティブ」という言葉を使っている。アプリを通じてまだ着られるもの、使えるものを渡しているが、配送で出るゴミなどはポジティブなものに変えていきたい。これからの会社経営は自分たちのスタンスを社外に提示して、目に見える、体験できるところまで落とし込んでいくことが問われる。購入者は、商品の先にある企業との結びつきまで見て買うという行動をするように変わっていくのではないだろうか。今後は、SDGsの観点がより大切になっていく。

ダイバーシティニュース視聴方法

1.LuckyFM茨城放送のラジオ FM88.1/94.6MHz
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