ダイバーシティニュース エンタメ(8/19)古谷経衡【9/30までの限定公開】

古谷経衡(ふるや・つねひら) 作家/評論家/コメンテーター

作家・評論家として活躍する一方、テレビ・ラジオなどでコメンテーターも務める。オタク文化にも精通。主な著書に『愛国商売』(小学館)、『日本型リア充の研究』(自由国民社)等多数。札幌市生まれ、立命館大学文学部卒。Twitter 公式サイト

古谷経衡さんの「ニュース・ピック・アップ」

1.京都の伝統行事・五山送り火、文字の一部のみ点灯

京都のお盆の伝統行事「五山の送り火」が行なわれた。去年同様、今年も見物客が密集しないよう、文字の一部のみが点灯した。自身も学生時代、京都に住んでいた時に下宿先から見ることができた。初めて見た時にはとても感動をしたことを鮮明に覚えている。「五山の送り火」といえば、京都の夏の風物詩だ。来年こそは完全点灯してもらいたい。

2.「週刊文春」「週刊新潮」中づり広告終了 

「週刊文春」は8月26日発売号にて、電車内の中づり広告を終了すると発表。ライバル誌となる「週刊新潮」も、9月末に終了。今後はデジタル戦略などを強化していくという。このニュースを見て、時代の転換を感じた。電車にのれば、この2大週刊誌の中づり広告が常にあるものだったからだ。「見出しの戦い」がなくなる寂しさもあるが、今後の両社のデジタル戦略や空いた中づり広告がどうなるのかと楽しみでもある。

3.「コミックマーケット」延期続く。今年冬の開催を目指す

世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット」が一年半以上、開かれていない。コミックマーケット準備会は、新たな日程を2021年12月30日~31日と発表した。“コミケ”が人気を集める大きな理由の一つは、既存のマンガ・アニメを元に二次創作できること。著作権侵害に当たるのでは?と思われるかもしれないが、その存在に関して出版社は黙認をしているケースがほとんど。コミケで人気になることが、本家の漫画の人気を測るバロメーターにすらなっている。

4.「この沖縄本がスゴい!」に「ぼくの沖縄〈復帰後〉史プラス」が選出

第3回「ゲキ推しの1冊!この沖縄本がスゴい!」の受賞作に新城和博さんの『ぼくの沖縄〈復帰後〉史プラス〉』が選出された。沖縄の出版事情という観点で話をすると、少し特殊で、沖縄には地元独自の出版社が多くある。沖縄県内だけに流通している本を作っていて、「沖縄の民族」「戦後の沖縄労働運動史」など興味深い本も多数ある。沖縄をもっと深く知りたいと思ったら、「沖縄で本屋さん巡り」をして面白い本に出会うのも良さそうだ。

5.コロナ禍で苦境のミニシアターを潤す入江悠監督の成果報酬型映画

新型コロナウイルス感染拡大によって、経営的にも難しさを抱えているのがミニシアター。入江悠監督は、このミニシアターの苦境を救うために新作映画「シュシュシュの娘(こ)」を作った。入江監督といえば、自主制作による「SR サイタマノラッパー」が有名だ。今回の「シュシュシュの娘(こ)」は、成果報酬型でつくられている。初期のギャランティは安いが、映画館にお客さんが入れば入る程、関わった人たちが儲かる仕組みにしている。

【スペシャルトーク】テーマ:「『ズッコケ三人組』の那須先生と原爆体験を考える」「天正遣欧少年使節・千々石ミゲルの墓所から見えてきた歴史的発見

引き続き古谷経衡さんに「『ズッコケ三人組』の那須先生と原爆体験を考える」「天正遣欧少年使節の一人・千々石ミゲルの墓所から見えてきた歴史的発見」についてお話を聞いた。

①「ズッコケ三人組」の那須正幹さん死去、那須先生と原爆体験を考える

「ズッコケ三人組」シリーズで知られる児童文学作家の那須正幹(なす・まさもと)さんがお亡くなりになった。SF的な要素もたくさん入っていて、非常に面白く、私も大好きな本だった。一方で、先生は幼少時代に広島で被爆されていて、原爆の恐ろしさ・平和の大切さを伝える作品の制作にも力を入れていた。中でも子ども向けにまとめた大型絵本「絵で読む広島の原爆」は国内外で高く評価されている。広島では誰もが原爆の遺構を巡ることができる。その体験を受けとめ、次世代に語り継ぐことが、戦争を知らない僕らができることなのではないかと思う。一人ひとりが原爆をしり、知識を深めてみる機会にしてほしい。

天正遣欧少年使節の一人・千々石ミゲルの墓所から見えてきた歴史的発見

戦国時代の末期、九州のキリシタン大名は、カトリックの4人の少年たちをローマに派遣し、日本に戻ってくるという壮大な計画を立てた。それが、天正遣欧少年使節。千々石ミゲルは、その一人だった。ヨーロッパの知識を身につけ帰国した4人だが、日本ではすでに禁教の時代に。キリスト教を捨てなければ日本では生きていけない状況があった。

そんな中、千々石ミゲルは帰国から10年後に宗教に対する信仰を放棄し、日本で暮らしたと言われているが、今回の墓所の発見によって、間違った情報だった可能性があるとしている。千々石ミゲルの妻のものと思われる遺骨が発見され、ガラス玉や板ガラスなどのキリシタン遺物が出土。墓所内部はキリスト教様式で、潜伏キリシタン信者を埋葬したとも推察されるからだ。棄教したと言われていた千々石ミゲルだが、今回の発見によって、歴史の教科書は大きく変わるかもしれない。

ダイバーシティニュース視聴方法

1.LuckyFM茨城放送のラジオ FM88.1/94.6MHz
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