ダイバーシティニュース 経済(8/4)川崎裕一【9/30までの限定公開】

川崎裕一:スマートニュース 執行役員

川崎裕一さんのニュースピックアップ

1.Google親会社アルファベット社の凄まじい成長

Googleの親会社であるアルファベット社が、4月から6月期の広告収入6.8兆円を達成。同期間のYouTubeの広告売上高で見ても、7600億円だった。YouTubeは「ちゃんと食べられるコンテンツ作成プラットフォーム」。クリエイターたちが動画を配信して収益になり、さらに面白い動画を作るというサイクルが回っている。もう一つの注目の事業はクラウド。こちらは約4000億円の売上。様々な事業を4桁以上億円で伸ばし続けてるのがアルファベット社の凄まじいところ。

2.公共サービスに携わるYahoo! LINEのデータ管理の甘さを看過できない?

Yahoo!は公共サービスを長年提供してきた。だが、ユーザーデータ管理の甘さがニュースとなったLINEと統合するとなると、情報管理ができるのか厳しい目が向けられることになる。Yahoo!もLINEも非常に多くのユーザー数を抱えているため、通常より厳密に情報保護をしていかなければならない。Yahoo!はLINEの今の状況を看過できないのが本音だろう。

3.養豚農家の生産性を大幅アップするAIカメラ、生産量増加も可能に

豚を1匹ずつ秤に乗せて体重を測定せずともAIカメラで一度に測定できるようになると、農家の肉体的、精神的負担が大幅に軽減される。家電の発達で「家事が楽になったから時間が増えた」というのと同じで、畜産農家にとっての時間削減は、より良い生産物、農作物を作る上で非常に重要。さらに技術の精度と幅が広がれば、生産量が増えていく可能性もある。

4.交通機関をサービスと捉えるMaaSが広げる選択肢

交通移動サービスにはまだ変革の余地がある。電車、車、バス、タクシーなどの複数の移動手段を組み合わせた時に、最適な移動ルートを提示してくれるのが「Mobility as a Service(MaaS)」。その社会実装を推進するMaaS Tech Japan社が、移動情報の統合データ基盤「TraISARE(トレイザー)」を開発。今は移動手段をハードとして捉えているが、サービスとして捉えた時に「燃費がいい」「環境にいい」「安い」「雨に濡れない」など多様な軸でサービスを選択することができるようになる。

5.大物投資家注目の「鉄空気電池」で大量蓄電、電気料金も大幅に下る可能性

現在、電気の発電はできるが、蓄電が難しいという課題がある。1秒でも長く蓄電できれば電気は安くなっていくが、「鉄空気電池」によって解決できる可能性がある。「鉄空気電池」は生産コストも通常のリチウム電池の5分の1程度。結果、1キロワットあたり20ドルから5ドル未満に電気代が下がると言われている。ビル・ゲイツやジェフ・ベゾスなども投資者になっており、注目度が高まっている。

【スペシャルトーク】ゲスト:佐別当隆志さん(株式会社アドレス代表取締役)

日本各地の家に定額で住めるサービスを展開している株式会社アドレス代表取締役・佐別当隆志さんに、「シェアリング・エコノミー」をテーマ にお話を聞いた。

株式会社アドレスは、月4万4000円で全国200箇所に住み放題というサービスを提供。初期費用ゼロ、家具・家電、光熱費、光回線すべてがセットになっており、身一つで住めるようになっている。また、日本が抱える課題である、地域の空き家活用にも繋がっている。

佐別当氏は2010年頃、恵比寿のラグジュアリーなシェアハウスに入居。ちょうどその頃SNSが流行り始めたタイミングであったが、シェアハウスがリアル版SNSという感覚になった。その後、渡米。Airbnbがリアルとソーシャルを繋げるサービスと知り、「インターネットがリアルの社会を変える」と実感。自身もシェアハウスがきっかけで家族を持ったということもあり、会社設立、コ・リビングサービス提供をするようになった。

シェアハウスに住み、シェアハウスを運営することで、東京で隣近所に誰が住んでいるかわからないという状況を脱したが、子どもに田舎と東京のどちらも体験させていあげたいと考えるようになったことが、シェアから全国住み放題に転換したきっかけ。東京から移住は難しいが二拠点生活ならできる。さらに三拠点、四拠点生活のほうが面白いと思い始めた。だが、住宅を購入したり、借りると運営が難しい。そこで、コ・リビングサービスをスタートさせた。

コロナ以降、会員数・物件数ともに約5倍に増えている。テレワークが一般の会社員に広まったことにより、月4万円の多拠点生活が選ばれるようになった。さらに地方では一軒家の家賃が5万〜7万円代。そのため、月4万円に料金設定してもかなり利益が出ている状態。稼働率も7〜8割のため、数字はしっかり回っている。ちなみに、茨城県のサービス拠点が増えており、リピーターも非常に多い。

佐別当隆志さんご経歴:大阪府八尾市出身。立命館大学国際関係学部を卒業後、2000年に「ガイアックス」へ入社。広報や事業開発を経て、2016年に一般社団法人シェアリング・エコノミー協会を設立。2018年に月4万円から定額で全国に住み放題の多拠点コ・リビングサービスを手掛ける株式会社アドレスを設立。代表取締役に就任した。

ダイバーシティニュース視聴方法

1.LuckyFM茨城放送のラジオ FM88.1/94.6MHz
2. Youtubeライブ配信(アーカイブでも視聴可能です)https://www.youtube.com/channel/UCOyTwjQoiUJXxJ8IjKNORmA
3. radikoでも聴取可能です

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