外国人はこう見ている!日本人の「3つのNG」 

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グローバル化が進み、外国人を採用する日本企業が増えている。多様な意見が生まれて喜ぶ人がいる一方で、うまくコミュニケーションができずストレスを抱えている人も少なくないのではないだろうか。そこで、日本人と働く外国人、外国人と働く日本人のそれぞれにヒアリングし、双方の見方のギャップを探った。グロービス経営大学院英語MBAプログラムで異文化マネジメントを教える教員による提案を含めて、詳細をGLOBIS Insightsに随時掲載する。ここではヒアリングから鮮明になった「日本人は良かれと行っていることが、外国人には必ずしも歓迎されていない」異文化ギャップを3つピックアップする。

ここがNG #1 「ネガティブなことは伝えないのが優しさだよね!」

多くの日本人は、ネガティブな評価は相手の気持ちを傷つけると考えて、優しくほのめかす程度でしか伝えないことが多い。直接的な物言いは人間関係を壊してしまうのではないかという恐れがその根底にある。これは、文化的には日本に限ったものではなく、アジアやアフリカの諸国にも見られるものである。

しかし、特に欧米文化の人たちの多くはそう見ていないようだ。彼ら・彼女らはポジティブもネガティブも合わせてきちんと相手に伝えることが、職場での基本作法だと考えている。上司-部下の関係ではなおさらだ。自分に足らない部分を客観的に指摘してもらうことは必ずしもネガティブにはとらえられない。自分自身が何を改善すれば良いのか、何に向けて努力すれば良いのかを知るための有益なアドバイスとして歓迎されることが多いのだ。また、人事評価にかかわる部分では、ポジティブもネガティブも明確に伝えないと納得感が得られない。もちろん、ネガティブなことを伝える時は、相手のためを思う気持ちが大切だし、言葉の選び方や態度にも気を配ることが必要だ。

ここがNG #2 「みんなが納得するまで話し合うのがいいよね!」

物事を決める時、最近の日本企業の職場では、​関係者みんなの意見をじっくり聞いて、みんなが納得するまで時間をかけて話し合うのが良いという雰囲気がある。トップダウンではなく、ボトムアップで。みんなの意見を尊重する合議制が良いよねという考え方、それ自体は良い。

しかし、そんな会議に加わった外国人は、とてもイライラしてしまうことが多いようだ。彼ら・彼女らの不満は、「とにかく決定が遅い」ということ。言うべきことを言い、議論を尽くしたら、その場のリーダーがビシッと決める。むしろ議論を無駄に長引かせないことこそ、リーダーの役割だ――。そうしたメンタリティーを持った外国人社員から見ると、日本人の決議の遅さには危機感を覚えることもあるようだ。

ここがNG #3 「日本人は責任感を持って何でも巻き取るのが偉いよね!」

「外国人は自己中心的、自分が嫌なことはやらない」と思っている日本人は多いのではないだろうか。外国人が「やりたくない」と言う仕事を日本人が進んで巻き取り、責任感を持ってやり遂げる。こうした自己犠牲の精神は日本人に独特かもしれない。

しかし、外国人はそれを良しとは思っていない。むしろ、日本人の過度な責任感によって、自分達の仕事のチャンスが減っているように感じている外国人もいる。相手のことを本当に信頼していたら、多少のわがままがあったとしても仕事を任せることができるはずだ。さらに、外国人だからといって必ずしも自己中心的なわけではなく、ステレオタイプではない自分の本当の姿を見て欲しいと感じている外国人社員も多い。そのことを忘れないようにしたいものだ。

いかがだろうか。もし少しでも心当たりがあれば、ぜひGLOBIS Insightsで3人の教員による座談会の様子をチェックして欲しい。

第1話:How to Effectively Give Feedback in Cross-Cultural Situation in Japan

もっと異文化コミュニケーションについて学んでみたい方はこちら>>
 

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