第4回 クリティカル・シンキングに必要な5つの態度 

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グロービス・マネジメント・スクールで教鞭を執る堀内浩二氏の著書『リストのチカラ 仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術』から、日々のビジネスに今すぐ活用できる「リスト」を紹介する連載講座4回。今回は、著者の手によるリスト「クリティカル・シンキングに必要な5つの態度」を掲載します。

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クリティカル・シンキングに必要な5つの態度

1.自分で考える
無知の状態から考え始める。知識や経験は、しばしば暗黙の前提となって思考の偏りや飛躍の種を撒く。知識や経験によりかからず、考えることによって結論を出そうとする。

2.真っ直ぐに考える
目的から真っ直ぐに考え下ろす。なぜ理想が貫けないのかを懐疑的に考える。

3.論理的に考える
自らのうちに「反対派」を育て、常に自分の見解と戦わせる。抜けはないか、客観的に見て妥当かを考える。

4.自尊心を保つ
権威に頼らない。自分の偏りや誤りを認める用意がある。

5.情熱を燃やす
強い目的意識こそが、考え続ける力の源泉である。

*リストの出典:堀内浩二「クリティカル・シンキングという態度」―起-動線

解説
クリティカル・シンキングは、「与えられた情報や知識を鵜呑みにせず、複数の視点から注意深く、論理的に分析する能力や態度」(『クリティカル・シンキングと教育』より)。
このリストは、わたしのチェックリストであり、目標でもあります。第1から第3まではわかりやすいと思います。第4と第5は、それら3つの底に横わたる、より根本的な態度です。この2つについて解説を加えます。
4.「自尊心を保つ」態度。権威に頼らず自分で考えるために、自分の考えに(権威以上の)価値を認めましょう。同時に、自分の考えの偏りや誤りをオープンに認めましょう。高すぎる自尊心は頑なさにつながってしまいますが、自分の考えの誤りを認めたからといって自分がすべて否定されたわけではないと考えられるのは、適切な自尊心があってこそです。
5.「情熱を燃やす」態度。客観的に考え続けるということは非常に大きな努力を必要とします。そこまでして考え抜くべきという主観的な目的意識がなければ、とても考え抜けるものではありません。

次回は、「『教養のある人』6つの資質」を紹介します。

本稿は、『リストのチカラ 仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術』(堀内浩二・著 ゴマブックス・刊)より一部抜粋のうえ再掲載したものです。内容の無断転載、無断コピーなどはおやめください。また、私的利用の範囲を超えるご使用の場合は、著作者および出版社の承諾書と使用料が必要な場合があります。

▼『リストのチカラ 仕事と人生のレベルを劇的に上げる技術』とは
グロービス・マネジメント・スクールで教鞭を執る堀内浩二氏の著書。前半は、「リストフリーク」(リスト大好き人間)を自称する著者が、古今東西の珠玉のリスト50を厳選して紹介。後半は、リストの収集法から自作リストの作り方までを詳説。リスト化を通じて思考力や表現力を鍛える構成となっている。

ListFreak(リストフリーク)
堀内浩二氏が運営する、リスト収集・共有サイト。世の中の知恵やコツを「リスト」で共有する。

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