説得力のある話し方をするための2つのポイント 

オペラ歌手が伝授!
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■相談者:Yさん(男性。やや高めの明るく若々しい声の持ち主)
■お悩み:営業の際に目上の方を前にすると自信がなさそうな話し方をしてしまう

Yさんは明るく若々しい声で、人あたりのいい印象を与えるタイプの方です。ところが営業の際の話し方について「自信がなさそうに聞こえる」と指摘されたことがあり、改善方法について悩んでいました。

「説得力のある話し方」というテーマの時に必ず出てくるご要望が「低い声で話したい」というものです。しかし、低い声を出せば必ず説得力が増すわけではありませんし、高い声が説得力に欠けるわけでもありませんのでご注意ください。その上で、今回は低い声の出し方と、スピードをコントロールして説得力のある話し方に近づける方法をお伝えします。

低い声を出す

声を低くするというよりはもともとの声を活かしながら使える音域を低い方に広げると考えてください。

(1)  顎の角度を変える
多くの人の場合、首から頭にかけて少し前に出ています。頭を肩のラインに乗せて、骨盤からまっすぐ上のライン上に乗せるイメージを持ってください。顎が上がってしまってはいけないのですが、引きすぎるのもNGです。喉が詰まって声が出にくくなってしまいます。

(2)  喉の位置を下げる
声が甲高かったり、声帯が上手く合わない方の多くは喉の位置が上がってしまっています。喉が下がった状態を体に覚えてもらいましょう。

あくびをしてみてください。その時に首を触ってみると、首が少し太くなって喉が下にさがるのが感じられると思います。喉をその位置にして話してみてください。不自然ですがいつもより低い音域で声が出せていると思います。もしも声があくびのようにボワーっとしてしまうようでしたら、鎖骨と鎖骨の合わさったところに喉があるようなイメージで声をだしてみましょう。

(3)  腹式呼吸を使って声を出す
腹式呼吸の方法については第2回で詳しく書きましたのでそちらを参考になさってください。

話すスピードを確認する

早口にならないためにスピードもコントロールしてみましょう。

1分あたり日本語では280~300文字、英語では120~150語程度で話すことが、聞き手が退屈にならない程度の速さでかつ聞きとりにくいほどの速さではないと言われています。Yさんはすでにトレーニングを行っていて、「聞きやすい話し方をする人は意外とゆっくり話している」ということを実感済みでした。シャドーイングとともに実践していただきたいのは、実際に文章を読んでみるということです。300文字程度の原稿を実際に声に出して読んでみましょう。参考までに303文字の例文を載せましたので、1分間で音読してみましょう。

現在のMBAカリキュラム領域である「人事組織」「マーケティング・戦略」「会計・財務」「思考」「志」に「テクノベート」を加えて全6領域とし、科目や教材、メソッドの開発を本格化させていきます。グロービス経営大学院は開学以来、「能力開発」「人的ネットワークの構築」「志の醸成」を基本理念に掲げてきました。特に能力開発の面では、「経営の定石」「考える力」「人を巻き込む力」の養成に徹底注力しています。その強固な土台の上に、「テクノロジーの定石」「テクノロジーで競争優位を築く構想力」「AI/ロボットを含むリーダーシップ能力」という新たな3要件を積み上げることによって、時代の要請に応える「新しいMBA」への進化に挑戦します。(GLOBIS Webページより)

いかがですか?これを伝わりやすい速さの目安にしてくださいね。

目安のスピードが確認できたら1分間300文字の中で緩急をつけて話せるような訓練をしてみましょう。これについては別の機会にお伝えします。

【本日の処方箋】

1. 低い声を出す
・顎の位置を気をつける:顎を引くというよりは頭を肩のライン上に乗せるようなイメージを持ってみましょう
・喉の位置を下げる:あくびをした時の喉の位置にして鎖骨と鎖骨の間を意識して声を出しましょう

2. 標準的な速さで話す
・1分間に300文字:音読して標準的な速さを体感しましょう
・シャドーイングをする:理想とする話し方をしている人やアナウンサーが話したすぐ後をなぞって話してみましょう

今回は説得力のある話し方に近づくために低い声の出し方と話すスピードの訓練方法についてお伝えしました。

皆さんの声が一層魅力的になりますように!

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