テクノベート時代に必須!WEBカメラを使った話し方 

オペラ歌手が伝授!
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■相談者:江並さん(柔らかく落ち着いた声の持ち主)
■お悩み:WEBセミナーで司会をする時に早口になってしまう。カメラへの映り方の注意点が知りたい

江並さんは、オンライン研修サービスをご案内する体験セミナーで司会を担当しています。WEBカメラ越しにお客様と向き合い話を進める中で、自分の声が届いているのか心配になるあまり、つい早口になってしまう悩みを持っています。またカメラへの映り方も今の方法でいいのか確認したいそうです。

そこで実際にWEBexを利用して再現してもらったところ、江並さんが早口になると感じている原因が声にまつわることばかりではなく、遠隔コミュニケーション特有の問題にあることがわかりました。WEBを経由した会議も当たり前になった昨今、聞き手にスムーズに言葉を届ける難しさを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は座って話す時の腹式呼吸と早口の改善方法をお伝えします。

イスに座っている時に腹式呼吸はどうやるの?

腹式呼吸の方法は第2回でお伝えした通りですが、座って話す時にも腹式呼吸を使いたいですよね。ポイントは座り方にあります。

1. 坐骨で座る
骨盤の底にある坐骨を探してみましょう。イスに座っておしりの下に手を入れてみてください。ゴリゴリと触れる骨が坐骨です。骨盤を左右に細かく揺すると骨の位置がわかりやすいと思います。その坐骨でイスの座面を捉えてください。

2. 背筋を伸ばす
坐骨で座ると自然に背筋が伸びます。そうすると胸が開きますので横隔膜が下がりやすくなります。背もたれに寄り掛かったり、猫背の状態では肺に息が入りにくくなりますので気をつけてくださいね。

3. 丹田から息を吐く
座っていてもおへその下にある丹田から息を吐くことを心がけましょう。意識しにくい場合はイスに浅く座るといいですよ。腹式呼吸ができているかの簡単な確認方法は、1) 息を吐いた時にお腹が凹み、2) 息を吸った時にお腹が出ていれば正しくでてきています。

明瞭な母音で早口をやっつけろ!

上記の3つのポイントを意識して声を出してみましょう。

1. まずは声を安定させる
最初は「ア――」で長くのばします。声が揺れたり途切れたりすることなく安定して「アー」と言えるようになるまで繰り返してください。

2. お腹を動かして声を出す
声が安定したら「アー アー アー アー」と短く区切って声を出します。この時に喉で言い直さずにお腹で言い直そうとしてください。そうするとお腹が動きます。

3. 応用してみる
実際にお腹の動きを意識して話してみましょう。「皆さん、こんにちは」で十分です。その時に母音がすべらずに言えるよう意識することが大切です(第2回の方法を参考にしてみてください)。そうするといつもより明瞭になり、音量もアップしているはずです。この状態ではあまり早く話せないはずです。

遠隔コミュニケーションの特徴を知る

遠隔コミュニケーションシステムが進化を遂げたとはいえ、音声遅延はまだ少し感じられます。発言者間で会話が重なったり、反対に間が開いたりすることもあるでしょう。よりスムーズに会話を進めるにはどうしたらよいでしょうか。

1. ゆっくり話す
カメラ越しの会話では、直接会って話す時のような「場の雰囲気」をつかみにくいものです。会話の「間」が怖くてつい言葉をたたみかけて話しがちなので、ゆっくり話すことを心がけましょう。

2. 相手を観察する
相手の様子を画面から観察してみましょう。ある研究によると人は発言する前に首を動かしたり、手を顔の近くに動かしたりする傾向があるそうです。その動きを見逃さずに発言を促してあげるとスムーズにコミュニケーションが図れるのではないでしょうか?

3. 会話を録音してみる
ぜひ機会を見つけてWEB経由のコミュニケーションを録音して聞いてみてください。ゆっくり話したつもりでも意外と普通の速度に聞こえるはずです。

江並さんは座った状態での腹式呼吸を意識しながら母音をすべらずに話す訓練をしたところ、話すスピードがゆっくりになりました。そして、WEB経由で話す時の速度が確認できてからは、さらに落ち着いて話せるようになりました。

【本日の処方箋】

1. 座った状態での腹式呼吸の方法
・坐骨で座る: 骨盤を左右に小刻みに揺らすと坐骨の位置が確認できます
・背筋を伸ばす: 胸が開いて呼吸をしやすくなります
・丹田から息を吐く: イスに浅く腰かけると意識しやすくなります

2. 早口の改善方法
・母音を明瞭にする: 母音がすべってしまわないように腹式呼吸を使って声を出しましょう

3. 遠隔コミュニケーションの特徴を理解する
・ゆっくり話す:遠隔コミュニケーション機器は早口のやりとりが苦手です
・相手を観察する: 発言したそうな動きがあったら、促してあげましょう
・録音して聞いてみる: 自分の話す速さを客観的に聞いてみましょう

次回はWEBカメラへの映り方のコツをお伝えします。どうぞお楽しみに!

皆さんの声が一層魅力的になりますように!

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