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まだ日本で消耗しているのか~アジア市場に挑戦する起業家たち

投稿日:2015/08/17更新日:2019/04/09

PT. Midtrans President Director・河野龍氏×VIP Plaza CEO・Kim Tesong氏×Touchten社長・Anton Soeharyo氏×YOYO Holdings CEO・深田洋輔氏 ×ヤフー執行役員 ・小澤隆生氏
G1ベンチャー2015
第4部 分科会C「アジア市場に挑戦する起業家たち」

急成長を続けるアジア新興市場で、スタートアップ市場が活況を呈している。人口規模が形成され、インフラが整う中で、各国のベンチャー・キャピタルが現地法人や出資を加速化し、市場への新規参入が続いている。アジア市場でのベンチャー企業の勝機とは何か。新興市場ならではの勝ちのセオリーはあるのか。インドネシア、フィリピンで活躍する起業家たちをパネリストに迎え、Yahoo!小澤隆生氏と共に、アジア市場におけるスタートアップの未来を語る(視聴時間1時間14分06秒)。

河野 龍氏
PT. Midtrans President Director
Kim Tesong氏
VIP Plaza CEO / Co-Founder
Anton Soeharyo氏
Touchten Pte. Ltd. CEO & Founder
創立者、代表取締役社長CEO
深田 洋輔氏
YOYO Holdings Pte. Ltd. CEO
小澤 隆生氏(モデレーター)
ヤフー株式会社 執行役員 ショッピングカンパニー長

【ポイント】
・インドネシアのEコマースのマーケットはC to Cを含めて5000~6000億円。B to Cに限れば1000億円に満たないが、これから60倍の上乗せは可能(河野氏)

・楽天インドネシアの時に、日本の仕事のやり方をインドネシアにそのままインストールして、初年度の離職率120%という失敗も。現地では優秀なマネージャー層が圧倒的に不足している(Kim氏)

・インドネシアでは決済の普及率が低いので、課金システムを成立させるのが難しい。50%以上が35歳以下という若々しい国。これから市場は大きくなるはず(Anton氏)

・フィリピンではモバイル産業の伸びが顕著だが、20~30ドルから買える端末の安さにインターネット料金が追いつかない。そこに広告ビジネスモデルを導入し、安価でインターネットを使えるようにしたい(深田氏)

・いかに現地の人々の「当たり前」を受け入れるか、つまり、自分自身をローカライズしていく事が大切(深田氏)

・インドネシアでは他の会社とのエンジニアの引き抜き合戦が繰り広げられている。エンジニアの給与が、新卒で5万円、シニアエンジニアで100万円という中で、どの段階でどの給与が正しいのか明確な指針がないことが大変。むしろ日本からエンジニアを輸入しようかと考えている(河野氏)

・スタッフレベルのマネジメントも大変。文化の違いで、信じがたいようなリスクもある。具体的には、「ドライバーが黒魔術にかけられて荷物紛失」など。それを受け入れ、信じなければビジネスが成り立たない(Kim氏)

・フィリピンは今、高度経済成長ど真ん中。生活も劇的に変わってきている。このタイミングでアジアで勝負しないことに疑問を感じるほどで、まだ日本で消耗しているのかと言いたい(深田氏)

・東南アジアには6億の人口がいる。そのポテンシャルの中で非常に親日派であり、日本というブランドだけでもやりやすい(Anton氏)

・インドネシアの人口の2%は個人資産が1億円以上。この富裕層だけで、シンガポールの全人口を超える。それ以外の98%が、年間GDP成長率5パーセント以上。インターネット普及率は30パーセント以下。その中で、日本人のオぺレーションを使えば、王道のビジネスは確実に伸びる(Kim氏)

(肩書きは2015年4月29日登壇当時のもの)

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