シリコンバレーで今何が起きているか、日本との違いは何か 視聴時間

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グリー常務・青柳直樹氏×Shift Payments CEO・Meg Nakamura氏×Miselu Inc. Founder・吉川欣也氏×Scrum Ventures創業者・宮田拓弥氏
G1ベンチャー2015
第3部 分科会A「シリコンバレーで今、何が起きているか~日本発“破壊的”イノベーションは生まれるのか~」

シリコンバレーのベンチャー時価総額は米国GDPの2割を占め、わずか人口300万人の町が米国経済を牽引する。人口300万人に満たない町に、100兆円以上の時価総額を誇るベンチャー企業が割拠する。なぜシリコンバレーでイノベーションが起こるのか。シリコンバレーで今、何が起きているのか。シリコンバレーで活躍する起業家たちが議論する(視聴時間1時間16分26秒)。

青柳 直樹氏
グリー株式会社 取締役 執行役員常務
Meg Nakamura氏
Shift Payments Co-Founder & CEO
吉川 欣也氏
Miselu Inc. Founder
宮田 拓弥氏(モデレーター)
Scrum Ventures 創業者/ゼネラルパートナー

【ポイント】
・Googleの自動運転の法的問題を検討するとなれば、シリコンバレーでは企業や保険会社、大学がすぐに手を挙げる。またビジネスの裏側の情報交換は、土日のパーティーでよくされる(吉川氏)

・シリコンバレーではどういう人間が動き、どういう人間を採り始めるのかでヒントがもらえる。経営者は一人が動いた瞬間に、企業の周りの人の動きを見極める事が大事。社内情報は漏らさないがヒントはもらえる。会社の人間よりも友達や家族の意見を聞く文化があるので、社内よりむしろ家の中にプロトタイプがあることも(吉川氏)

・シリコンバレーではまずものをつくって相手に見せる。その方が情報を伝わりやすく、インパクトがある。一番価値があるのはYCombinatorのネットワーク。Eメール1つで繋がり、簡単に相談に行ける(Nakamura氏)

・シリコンバレーは起業家の年齢層が幅広い。資金は日本でも得られるが、実務的なサポートが圧倒的に手厚く、立ち上げのスピードが違う。質と量で言うと、日本と比べ量は圧倒的で、自分の属しているコミュニティは全体の一部にすぎない。質は大差なくなってきたと感じる(青柳氏)

・シリコンバレーにあるベンチャーキャピタルのオフィスには紙がない。契約書も印刷しないし、数億の投資も電子化。ものすごく実務が速い(宮田氏)

・日本と違い若手CEOが相互にエンジェル投資家である場合が多い(宮田氏)

・Twitter等の急成長する会社を近くで見ていて出来ると実感したし、投資の相談を受け自然にエンジェル投資家になった(Nakamura氏)

・投資することで自分のネットワークが強化される。ネットワークをレバレッジしないと追い抜かれる。協力し合ったり周りをみながら、感覚でビジネスをする事がある(青柳氏)

・若い人のビジネスプランはシンプルすぎて驚くこともある。自分の時とは違った若いアントレプレナーから学ぶことができる(吉川氏)

・多数のエンジェル投資家から投資を受けることは、日本では敬遠されがちだがシリコンバレーでは普通。またスタンフォードの教授がお金持ちで、投資家でもあることが多い(宮田氏)

・学校には様々な人種や背景を持つ家庭の子供が集まる。様々な国で大成功している家族もいる。人間力を上げるしかない。シリコンバレーでは競争が好きなので、良い意味でのケンカ・プレッシャー等をどう親がサポートするかという教育の仕方を考える。自分が世界に行かないと子供に教えられないことも多く、先生すら教えきれないことも多い(吉川氏)

・日本とアメリカの大きな違いは移民で、彼らが大きな原動力。2年間ハーバードに行くならシリコンバレーで働くほうが良い、というMBA不要論もある。ベンチャーキャピタルも起業経験が無いと相手にしなくなってきている。そのようなハングリーな知人・友人に囲まれることが、競争を活発にさせる起爆剤になる(青柳氏)

・今、欲しい人材はどこの企業も同じ。VR・人工知能など、どの企業も同じ分野を絡めないとビジネスにならなくなってきている。だからこそ、ビジョン・ミッションで訴えかけないと、優秀な人が採れない。東京をシリコンバレーにするのではなく、地方を考えるべき。アメリカも技術の中心はボストンだった(吉川氏)

(肩書きは2015年4月29日登壇当時のもの)

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