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長持ちしない専門教育より、変化に対応できる知的基礎体力を~大学改革1

投稿日:2015/04/28更新日:2019/04/09

同志社大学・村田晃嗣氏×京都大学 ・山極壽一氏×立命館大学・川口清史氏×参議院議員・世耕弘成氏
G1地域会議2014 関西
第5部 分科会B 「大学改革」Part1

グローバル化とオンライン化によって、大学の役割は根底から変わりつつある。欧米の大学が大胆な大学改革を推進し、新興国の大学が追随する中、日本の大学もまた抜本的な改革に迫られている。優秀な人材を獲得し、知の集積を行い、国の発展に寄与するために、大学は何に取り組むべきか。関西を代表する大学のトップが議論する(肩書は2014年10月19日登壇当時のもの。視聴時間25分26秒)。

川口 清史氏
学校法人立命館 総長
立命館大学長
村田 晃嗣氏
同志社大学
学長
山極 壽一氏
京都大学
総長
世耕 弘成氏(モデレーター)
内閣官房副長官
参議院議員
近畿大学 前理事長

【ポイント】
・立命館はグローバル化に取り組んできた。アジア太平洋大学など設置してきた。外国の大学と協力しながら一緒に何かをしたい。学生に、生涯学ぶ力をつけさせようとしている(川口氏)

・英語を使う場を与えれば、学生は自主的に勉強する(川口氏)

・オーストラリアの大学と提携し、カリキュラムや教員も一緒につくって学部をつくろうとしている(川口氏)

・3つの「G」がポイントになる。1つめのGとしてグローバル。グローバル化と国際化は違う。国際化は2国間でも起こる。グローバル化はより広い。国の垣根を超えている。政府や国はグローバル化のサポートはできても推進はできないと思う(村田氏)

・グローバル化とSNSとネットの普及により、価値が多様化し、かつ縦の序列化が進む。この矛盾に気づきながら進める必要がある(村田氏)

・グローバル人材の育成は、日本の大学は企業に役立つ人間しか育成してこなかった。グローバルに通用する人は会社を超えて文化や社会を語り、地域社会にコミットできる人になる必要がある(村田氏)

・教養(リベラルアーツ)教育を行いたい。長持ちしない専門教育よりも、変化に対応できる基礎体力をつけさせたい(村田氏)

・2番目のGはガバナンス。学部が14になったいま、調整が難しくどうガバナンスを行うかが重要

・3番目のGはGod, 宗教理解が大切。グローバル化は外に行くだけではない。企業研修ではにわかに教育できないので、大学が貢献したい(村田氏)

・英語化と国際化は違う。言葉は文化を現わす。そこにシンパシーを持っているというメッセージになり非常に大切(山極氏)

・学生の悩み相談を始めたら、一番の悩みは「友達ができないこと」だった。友達の作りかたを知らない(山極氏)

・大学は社会につながる「窓」。窓の中は世間に荒らされない場で勉強できるようにしたい。窓の外では教養が問われる。偏った知識を持って入ってきた学生の知識を補完するのが大学(山極氏)

・入学してから学部を移動できるようにしたい(山極氏)

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