勝手に九州とてつもない観光アイランド推進協議会!? 「観光立国・日本 九州の果たす役割とは」 後編 

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「九州は一つ」と言いながら「九州は一つひとつ」の状態だ(会場)

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会場C:私としては都道府県単位の観光協会をすべてなくしてしまえば良いと思っている。九州全体でも観光推進機構はあるが、なかなか存在感を出すことができていないと感じる。とにかく行政の枠と観光における人の動きがまったく合っていない。当然、行政というのはエリアで持っている訳だから、行政の枠と人の動きの整合性をどのようにとっていくのか、あるいはその枠をどのように超えていくのかが重要なポイントになると思う。それともう一つ。九州では佐賀以外の全県がそれぞれの空港から国際線を飛ばしている。皆が補助金を出してアシアナ航空や大韓航空の分捕り合戦を行っていて、それで仁川にいいようにやられているという状況だと思う。そうしたことを知事会あたりでお話しいただいて、「この県はこれを」「この県はあれを」という風にリソースを再配分する必要もあるのではないか。訪れる方々の目線に立ったうえで一体になってやっていかないと…、今は「九州は一つ」と言いながら実際には「九州は一つひとつ」の状態になってしまっているように思う。このあたりの処方箋に関して、ぜひお伺いしたい。(41:39)

井手:冒頭でお話ししたDMOという組織は、海外の事例を日本へ導入しようとしたものだ。その主な考え方は、特定エリアに関してマーケティング機能を持つこと、特定エリアにおいてワンストップの窓口を持つことだ。それともう一つ、自律した組織になるという考え方もある。僕らもすべての補助金をなくすべきとは言わないが、今は観光協会・観光連盟のほぼ100%が補助金で運営されていて、自主事業や収益事業を持っていない。そうなるとどうしても、その時々で行政から降りてきた予算をどう使い切るかという意思決定プロセスになってしまう。攻めでもなんでもなく、行政の観光課とほぼ変わらない構造になってしまう訳だ。従って、人材のほとんどが出向人員でプロパーがいないのも一つの問題だが、やはりこうした中間支援の組織が地域において自分達自身でもなんらかのインカムを稼ぐことも課題だ。お客様にサービスを提供することで、若干なりとも収益があがるようにするべきだと思う。たとえば温泉地では入湯税をきちんと取るなどしていって、とにかくいろいろな要素で努力した結果として自分達で使えるお金が増え、それによってまた新たなアクションを起こすことができるようにして欲しい。そうした、民間企業では当たり前の要素を少しは入れない限り、今のままでは行政のイベントお抱え機関のような立場から脱することもできない。(43:10)

個人的には、市町村というよりも温泉地等観光エリアごとの枠組みで地域DMOというものがあれば良いと思っている。で、さらに広域DMOという存在が果たして県なのかと言えば、私も県ではないと思う。たとえば別府由布院は一つのエリアになるかもしれないが、やはり人の流れによってエリアをマネジメントしたほうが良いだろう。とにかく、考え方としては顧客目線でそうしたゾーニングができたら、それが理想だ。現実には、どちらかと言えば県があって、その上に機構があるという風に、行政区で別れている。そこで、地域DMOや広域DMOをつくっていく。そしてそこに民間の、たとえば会場にいらっしゃるようなセンスある方々が入っていけば本当に変わると思う。実際、それで長崎の小値賀町というところはわずか5年ほどで変わっているし、可能性は十分にある。皆さんからするとビジネスチャンスだ。ぜひ異業種参入をして欲しい。(45:19)

古川:私は昨年、佐賀県観光連盟の会長になった。で、私の場合は県の予算編成権を持っているので、それを使って今はものすごい事業を観光連盟と一緒にやっていっている。ただ、井手さんがおっしゃった通りで、少々のお金はなんとかなるものの人材が圧倒的に不足している。今はたとえば旅館業界やホテル業界、あるいは旅行代理店業界から来て貰っているが、なんというか、「いや…、求めているのはそういう人じゃないんだけどな」という感じだ。もちろん有り難いし、本当に頑張ってもらっている。「ただ、僕は旅行でこの代理店を使ったことがないし」という感じで、欲しいリソースと現実に得ているリソースが大きく乖離している。今は世の中にそういったことをできる人がいるのかどうかすら分からない。井手さんのような人は自分で立ちあげて社長をしているから来る筈がないと思うし。その意味で、観光に携わる人々の量と質を、もう桁違いに増やすことができないかと、強く感じている。(46:43)

井手:僕が今最もお勧めしているのは、「勝手に観光協会」というものだ。僕自身、実は福岡で「勝手に観光協会」の会長をしている。勝手にやっているから組織的にもなんら問題はない訳だし、僕は福岡に友達が来たら西中洲から何から、もうベストチョイスの案内ができるという自信もある。結局、ある部分ではそういうことの総和でもあると思う。組織をどう構築するかという話も大事だけれど、もう一方では個人的に、「勝手に観光協会」というものを広めたいと思っている。(48:19)

古川:たしかに、観光協会・観光連盟が得ている収入の90数%は市や県からの補助金だ。ただ、自主財源を持っていないとプロパーの人達を雇うことはできない。補助金という、いつ切られるか分からないお金で人を雇い続けることはできないから。それで皆が悩んでいる。たとえば先ほど入湯税というお話も出た。これは市町村税で、温泉をお使いいただいたお客様に150円をいただくシステム。「じゃあ、それでやればいいじゃないか」と思うところだが、僕の知る限り、あの経費はたしか清掃費等にしか充てられないと思う。「観光客が来ると火事が起きやすいから」「観光地はゴミが出るから」ということで、「その対応費に充てなさい」と。本当に勿体ないと思う。(49:24)

桑野:地域では財源がないと何もできない。由布院温泉観光協会は4000万円前後の規模で運営しているが、行政のお金はほとんど入っておらず自力でやっている。しかし…、「由布院で観光や街づくりをやりたい」ということで優秀な大学生がインターンシップで来てくれたりもするが、4000万円程度では人材に投資できない。井手さんのお話にあったような良い事例も全国を見渡せばいくつか出てきてはいるが、勿体ないのは、財源があればいろいろできるのにそれが多くの地域でできていないことだ。だから、入湯税というのは市町村レベルの範囲なので、ぜひ古川知事から、「佐賀県でちょっとやってみよう」と言っていただきたい。使い方がきちんしていればなんの問題もない。特に「観光予算4項目の4番目に力を入れなさい」と言っていただければ、変わることは多いと思う。地域観光における人材開発は特に何も手が付けられていない領域だけに、少し手を入れるだけで効果が出ると思う。大きなお金を使うような形でなく、地域で無理なくできるようにしていけば観光協会のあり方も変わるし、九州でもさらに面白いことがいろいろできる。何故、どこも同じことばかりやっているのかと思う。(50:30)

仲川:観光協会の問題というのはいわゆる外郭団体の問題で、行革の問題にも近い。一昔前の外郭団体は市役所で採れないような人を採用する場所だったが、今もその人達が残っている。それと、外郭団体には異動先がないという問題もある。観光協会から社会福祉協議会という風に、違う外郭団体へ移ることはできるが、観光協会の職員としてスキルを高めるために他流試合へ出そうと思うと、民間に出すというエクスチェンジしかできない。従って、観光協会は日本にたくさんあるが、最近流行っているのは民間人材の公募だ。うちもいろいろと公募を行っている。やはり時間をかけてプロパーの職員をきちんと育てるのであれば、たとえば同業他社に3年間修行に出すような形でどんどんやっていけば良いのかなと、お話を伺っていて感じた。(52:00)

国内外の地域間水平連携で相互送客を(仲川)

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古川:では次の議論に進もう。今までは地域観光の話だったが、オールジャパンではどうか。昨年はインバウンドが1000万人を突破したが、一方で、井手さんによれば日本人の観光宿泊数は減っているとのお話だ。そうした状況のなか、オールジャパンやオール九州としての観光は今後どうあるべきかというお話を伺いたい。(53:12)

井手:昨年、九州のインバウンドは125万人だったそうだ。これは震災の年を別として、100万人を突破してから伸び続けている。で、その内訳を見てみると、韓国からが63%前後、台湾からが14%、中国からが7%。日本全国で見ると韓国からは2割少々だから、それが九州では65%近いということで韓国との往来は本当にすごい。ご存知のように中国は政治問題でがくんと落ちて大変な状況だが、韓国だけは延び続けている。また、タイ、フィリピン、そしてマレーシアも今は伸びている。これはマルチビザ条件の緩和などがあったためだが、いずれにせよ九州は東アジアからの誘客が確実にできている。距離感を考えると、ターゲットはまさにここだ。LCCをはじめとしたエアの環境も大きな要素だが、九州観光推進機構さんが「オルレ」という、日本で言うトレッキングのコースを九州に8箇所ほどつくったことも大きい。韓国の済州島ではじまったこのオルレだが、トレッキングブームに乗った人達が今は押し寄せてきている。恐らく韓国の、特にウェルビーイングと言われる、30代前後のお金を持っている独身OLのような方がいるようだ。日本のOLとほぼ一緒だと思うが、こうした方々は黒川や由布院にも個人で行くし、ほとんど週末旅行先としての九州という感覚で一泊二日や二泊三日を過ごす。韓国に関しては垣根がほとんどなくなっていると感じる。(54:03)

仲川:方法はいろいろあると思うが、地域間の水平連携を進めることでもう少し相互送客ができないかと考えている。国内だけでなく海外の観光都市ともできると思う。たとえば、奈良と韓国慶州と中国西安はだいたい同じ時代に都があった都市だ。今は姉妹都市となっているが、たとえば西安に来るドイツ人の何割が奈良や慶州に来ているか。そう考えると、レコメンドという訳ではないが、次のお客さんをどんどん相互送客していく仕組みができないかなと。今は慶州の現代ホテルと奈良のロイヤルホテルで人事交流を行ったりして、相互送客の仕組みもつくろうとしている。今まではエージェントを挟んだ仕組みだったが、今後は自治体同士や観光施設同士で直接連携したい。奈良にも慶州にも国立博物館があるので、博物館同士の交流で互いに案内を置くというのもいいだろう。そういうことをしていけば、どこかが一人勝ちするのでなく、「あちらが儲かればうちも儲かる」という仕組みをつくることができると思う。(56:47)

桑野:「日本を観光立国に」ということが言われはじめたのは2003年なので、それからまだ10年だ。その10年でインバウンドは1000万となったが、2000万人を達成するためには違う考え方が必要になると思う。これまではお隣を含めていくつかの国に集中していたが、今後はさらに多様な国の人々に九州の魅力を伝える必要がある。私達はアジアの一員という位置づけで考えるといろいろな組み合わせがあると思う。欧米の方々からすれば、九州もソウルも釜山も同じエリアに見えるだろう。従って、現在の捉え方や距離感も見直していく必要があるのではないか。海外の人々は大分県や佐賀県といった単位で見ていないと思うし、欧米の人々であれば恐らく九州という単位でも「どこ?」という感じだろう。そこで九州を東アジアとして位置づけたら、国境を超えて一緒になって欧米に伝えていくことで可能性も広がると思う。(58:12)

たとえば由布院にいらっしゃる海外のお客様を見てみると、韓国の方と台湾の方で5割近くを占める。そうなると地元の人にとっては韓国の方と台湾の方が外国人というイメージになるが、そうではない筈だ。今はタイからの宿泊も大きく伸びている。そこで国がビザの解禁等を行っていけば、インバウンドはさらに伸びると思う。私としてはもっと多様な国の方々に日本を知って貰うような政策をとっていただきたい。今後は質の面で考えても連携なくして成り立たないと思うし、そこで恐らく九州が一つにならなければ2000万は達成できないだろう。また、さらに3000万を目指すのなら東アジア全体で考えるべきだ。それがインバウンドを増やす面白みでもあると思う。(59:32)

古川:先ほどご指摘いただいた行政単位と人の行動がまったく別になっているというのは、誰もが思っていることだ。その垣根をどう越えるか。九州に関しては九州観光推進機構ができて随分良くなったほうだと思う。あちらに県単独の観光予算をずいぶん振った。結局、たとえば福岡市の方が週末どこかへ遊びに行くというのであれば福岡県観光協会と組む訳にはいかないかもしれない。だから、近いお客さんを引っ張るときにはライバルかもしれないが、距離に応じてそれが仲間になることもあるという訳だ。たとえば、先日もアムステルダム便の便数を増やして欲しいということで、九州観光推進機構としてヨーロッパへ行った。そんな風に遠くから呼ぶときは九州でしかないし、もっと言えばオールジャパンでやるぐらいでないと駄目だと思う。結局、距離によって引っ張ってくる単位も違ってくるのかなと思う。(01:00:38)

その意味では、たとえばソウル便や上海便に補助金を出すのはどうかという見方もあるが、我々からすると東京よりもソウルや上海のほうが近い。では、ソウルや上海から来るお客様が、福岡空港に降りるのか長崎空港に降りるのか、あるいは佐賀空港に降りるのかという話になれば、そこはライバル関係。実際、それで便利になっていることは間違いない。たとえばティーウェイ航空という韓国のLCCは、ある時期まで福岡にしか入っていなかった。しかし佐賀へ一便振って貰ったことで、たとえば佐賀に入って、そこから嬉野市の温泉旅館に泊まり、次にハウステンボスへ行って、それから福岡市内でお買い物をしたのちに福岡空港から帰ることもできるようになった。旅行商品がロスなく組みやすくなった面がある。もちろん、皆が同じようなところに対して同じようなことをやっても仕方がないというのは、まったくその通り。そういう話を九州観光推進機構や九州知事会ですると、皆、かなり盛りあがる。「もう無駄なことはやめようね」と。地元に帰ると、「いや…、そうもいかないか」という感じになるが(会場笑)。ただ、とにかく気持ちが一瞬共有できているだけでも良いなと思う。実際、福岡空港にしかインバウンドのお客さんが入ってこないと、たとえば宮崎まで来ていただくのは難しい。宮崎か鹿児島、せめて熊本にある程度の路線があれば来て貰いやすい。無計画に無定量にやるのではなく、そこはしっかり考えながらやっていきたい。(01:02:03)

井手:古川知事にはぜひ九州観光推進機構にも中核となるプロパー人材を投入していただきたい。恐らくそれが、機構が数億を回すことのできる一番のキーになるのではないかと思う。(01:04:09)

“勝手に九州とてつもない観光アイランド推進協議会”をつくろう(会場)

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会場D:福岡市役所では1階に九州の情報発信基地ということで、「九州情報コーナー」をつくった。福岡市では第三次産業従事者が9割を占めるため、交流人口の増加が成長戦略の絶対的な命だ。そうなると、人を増やすためには福岡市にない温泉や大自然といったコンテンツを我が物として売り込むことが命だという意識で取り組んでいる。また、先日は釜山市長とともに香港を訪れ、インバウンドのPRを行った。そこで、「香港−釜山−福岡−香港というルートをつくって売り込んでいこう」と。2年前は中国にも行ったし、ターゲットを決めて進めている。(01:04:24)

で、そもそも観光協会というのは、「一番良いところはどこ?」と聞いても、「それは言えません」と答える(会場笑)。選択と集中ができなければ意味がないのに。何故なら公共は皆でやっているからだ。要するに弱者を救うためだ。しかし、それだけではいけない。だから、先ほど井手さんがおっしゃっていた「勝手に観光協会」は素晴らしいアイディアだと思うし、そんな風にして自分が一番良いと思うものを本気でお勧めする機関が各地にできたら素晴らしいと思う。ただ、それはやはりエリアのレベルになると思うが、私はそこで九州というレベルでも「勝手に観光協会」を集め、“勝手に九州とてつもない観光アイランド推進なんとか”といったものを一緒につくるのはどうだろう。私はそれを命懸けでやりたい。今は九州観光の枠でやっているので、わくわくするアイディアを出すことのできる方はいる。だから、たとえば「もう由布院は観光がなければ死ぬんだ」というほど必死な人達が本気集まったものを、「勝手連的につくりませんか?」というご提案をしたい(会場拍手)。(01:05:40)

井手:まさに僕のつくったNPOイデア九州はそういうプラットフォームをつくりたいと思って2010年に立ちあげたものだ。今、実は僕のNPOは年間5000万の売上を持っていて、補助金ゼロで運営できる。逆に言えばどの協議会にも属していない無所属無党派。その強さを僕自身はひしひし感じているし、そういう人達のネットワークができたら本当に良いと思う。それともう一つ。福岡市は、実はラッキー都市とも言える。観光資源があるようでないと、言われ続けていた。福岡の観光地というと、キャナルシティ博多、櫛田神社、福岡タワー、あるいはヤフオクドームぐらいになってしまう。ところが、2年前に「福岡オープントップバス」という2階建てバスが生まれた。ジェットコースターのようだ(会場笑)。僕は「あれだ」と思った。市長はよくぞやられたと思う。JRやバス、あるいはタクシーといった公共交通は、今後のシニアマーケットにおいて絶対に必需だ。今後、エリア観光でも広域観光でも、ただの移動でなく楽しませながら観光スポットへ行くことができるという部分は一つの決め手になると思う。もう「オープントップバスの九州版をつくりませんか」というぐらいのことを言いたい。(01:07:05)

私達自身がエリアを知らずに観光は始まらない(桑野)

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会場E:私は東北人だが、東北人から見ると九州は県境を感じさせないエリアだと思う。そのエリアで見ると、由布院は力があって感動が得られるというイメージだが、エリアとしては、たとえば昨日の別セッションで言われていた「感性・感動」というイメージで伝わってこない。今後の九州観光を考えていくうえで、どのような感性・感動の可能性を拓くことができるのかということをお伺いしたい。(01:09:09)

桑野:反省も込めて申しあげたいが、私はこれまで、ほとんど九州を周ってこなかった。ただ、たとえば最近は「ななつ星in九州」のおかげであちこちを周りはじめている。私達自身がエリアを知らずに観光は始まらない訳で、今は他地域の方々とも交流をしている。今後は東九州自動車道も開通する。九州全体がやっと見えてくるというなかで、もしかしたら九州人達は九州の魅力を今から考えなければいけないのかなと思う。当然、たくさんあることは皆が分かっている。ただ、それを東北から見るとどうかというと、私自身、九州全体ではまだ語ることができない。だから、ある意味でチャンスだと思うし、今は皆様と関係性を持つことのできる、今回のようなシンポジウムも開催されている訳だ。従って、私としては今からそういうことが起こり得るという風に思う。逃げている訳ではないが、きちんと答えることのできる九州人になりたい。(01:09:58)

古川:たしかに九州人が九州のことをあまり知らない。だから九州人こそ率先して周るべきだろう。福岡の人はまだあちこち行っているような気もするが。(01:11:13)

桑野:特に会場の皆さんのような、感性を磨いている方々に周っていただきたい。誰もがそれをやるべきだとは言わない。勝手連の方々が率先して周り、そのなかで感性を磨いていけば九州は変わると思う。(01:11:30)

古川:で、各々が「九州酒好き観光協会」とか、勝手に名乗る(会場笑)。(01:12:02)

「死ぬまでに見たいアレ」が九州にはあるか?(会場)

会場F:海外からの観光客が増えつつあるという話だが、ヨーロッパ、アメリカ、中東アジアなど、遠くから来る方の数はまだ少ない。その原因の一つは福岡や九州を行き先に選ぶ明確な理由がないからだと思う。たとえばシンガポールに行くのなら必ずマーライオンを見る。とにかく「死ぬまでに見たいアレ」という(会場笑)、そういうものが九州にあるかどうか。それをたとえば福岡単独でつくることも可能だと思うが、九州すべてをまとめる象徴的なものをつくるのはどうか。(01:12:23)

会場G:沖縄では、2013年に観光客数が過去最高の640万人にのぼった。そのうち外国人客は55万人だ。LCCの影響もあって特にアジアからの旅行客が急速に増えている。そこで沖縄に出店する企業は沖縄県民だけでなく購買力の高いアジアの方を狙っているが、そうなると沖縄観光における価値の創出方法が少しずつずれてくる。地域にある本当の良さを出していく観光と、目の前にある市場の兼ね合いというのは難しいと思うが、その辺で何かご意見があればお伺いしたい。(01:13:33)

井手:シンボルは今後つくっていきましょう(会場笑)。それと、高島市長が仰っていたような、志ある人が集まってネットワークをつくるということを本当にやりたい。それは、今ご質問いただいたお二方への回答ができる場にもなると思う。(01:15:46)

古川:「“九州観光を象徴する写真を一枚出せ”と言われたらどの写真になるか」と、いつも考える。ただ、そういう部分で皆が好きなことを好きなようにやっているとイメージも分散してしまう。従って、それは皆で決めてしまうのが良いのだろうと思う。時間も迫ってきたのでこの辺で締めたい。ありがとうございました(会場拍手)。(01:16:17)

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