ロジカル・シンキング入門(2/4) −「なぜならば、理由は3つ」を使いこなす 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

今回は、自分の意見や考えに説得力を持たせるために、皆さんに是非使ってもらいたいシンプルな思考法をお伝えしたいと思います。

思いついただけで終わらせない

先日、もうすぐ小学生になる息子とこんな会話を交わしました。

息子:消防車も救急車も消防署に並んでいるのに、救急車だけが白いね。
私:どうしてだと思う?
息子:お医者さんのところに行くからじゃない。だって、お医者さんも看護婦さんも白い服を着ているでしょ。
私:どうしてお医者さんの服に合わせる必要があるの?
息子:救急車が病院に見えてケガをした人が安心するから。
私:なるほど。他に白色にする理由は?
息子:給食を作ってくれている人も白い服をきているでしょ。
私:どうしてお医者さんや調理師さんは白い服を着ているのだろうね?
息子:汚れるとすぐにわかるから、すぐに洗濯できるでしょ。
私:白色は清潔に見えるってことだね。他には何かある?
息子:消防車と色を変えておくと、分かりやすいから。
私:なぜ見分けやすくしておく必要があるのかな?
息子:火事のときは、消防車がいっぱい集まってくるでしょ。そんなとき救急車だけ白いと、どこに止まっているかすぐにわかるから。
私:ケガをした人をすぐに救急車に連れて行くのに便利だということだね。他にはある?

この会話を整理してみると、以下のような構造になります。

私が息子に投げかけている質問は2つ。「なぜそう思ったのか?」と「それだけ?他にはないのか?」。それぞれの問いの狙いは、自分の意見・考えを述べる際は、「理由・根拠付け(=言い放しにしない)が必要」ということと、「ひとつの理由・根拠を思いついただけで安心しない」ということ。

言われると当たり前なのですが、自分の意見・考えに説得力を持たせるために最低限必要なことは、理由・根拠を明確に述べることです。その際、できれば複数の理由・根拠を出せるとよいでしょう。もちろん、理由・根拠の内容の信ぴょう性が担保されていることも大切なのですが、それ以前に自分の意見・主張だけを述べて終わりという人が、世の中には多いのです。それにもかかわらず、相手の理解力が足りないと他責にしてしまうのです。

今日から、皆さんに意識して使っていただきたいキーワードは「なぜならば」。自分の意見や考えを言った後には、「なぜならば」という言葉を挟んで、理由・根拠を続ける癖をつけてみてください。慣れてきたら、次は自分の意見を述べた後に、「理由は3つあります(もちろん3つでなくてもよいのですが)と言って、複数の理由・根拠を考える癖もつけてもらえればと思います。

自分の頭で考える

ちなみに、皆さんは救急車の色はなぜ白色だと思いますか?

Googleで思わず検索しようと思ってしまった方。6歳の子供でも自分の頭で考えているのですから、自分ならどのように根拠付けるのか、ネットに頼らずに自分の頭で考えてみましょう。こうしたマインドを持つことが、論理思考力を前進させる大きな一歩になるのです。

名言

PAGE
TOP