MBA経営辞書「消滅性」 

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消滅性(Perishability)

サービス・マネジメントにおける「サービス」の特徴の一つ。サービスは提供と同時にその場で消滅し、蓄えておく(在庫しておく)ことができないことを指す。サービスの同時性と強く関連している。

在庫できないという特性は、提供者サイドにとっては、需要の見極めやそのコントロールが重要な意味を持つことを意味する(これは同時性とも関連する)。たとえば、レストランにおいて大きな需要がある時間に調理師やフロアスタッフがいないと、みすみす売上げの機会を逃すことになるし、逆に需要がないときにスタッフが多くいるとコスト上昇を招くことになる。宿泊業や旅客業では、「今日売りそこなった空き室(空き席)は未来永劫売れない」という言いならわしもある。それゆえ、キャパシティ・マネジメントや需給ギャップの予測・調整が、サービス・マネジメントにおいても重要な位置を占めているのである。

また、サービスの消滅性は、利用者側がそのサービスを再利用できないことをも意味する。これについては、ビジネスにもよるが、ある程度の再利用を可能とすることで、顧客の便益や満足度を高める試みもなされている。たとえば、映画館での鑑賞はその場限りであるが、DVDなどを活用すれば、気に入った映画を再び楽しむことも可能となる。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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