MBA経営辞書「リソース・ベースド・ビュー(RBV)」 

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リソース・ベースド・ビュー(ResourceBasedView)

社内資源に目を向け、その有効活用を図るべく戦略を構築しようとする戦略論。M・ポーターらの属するポジショニング学派よりも、ラーニング学派の思想と特に親和性が高い。

社内資源の有効活用はある意味当然のことではあるが、往々にして、無駄の排除や稼働率の向上、適材適所といった文脈で語られることが多かった。それを戦略にまで応用したところに新しさがある。

ここで言うリソース(資源)は、生産設備や個々の人材にとどまらない。G・ハメルやC・K・プラハッドが提唱したコア・コンピタンスや、J・ストークやP・エバンスが提唱したケイパビリティなどの目に見えにくいノウハウやスキルなども包含しており、むしろそうした目に見えにくいリソースを有効活用することこそが、競合による模倣の可能性を下げ、持続的な競争優位につながると考える。

RBVではまた、そのリソースの希少性や専有可能性などが企業の競争優位につながると考え注目する。RBVの提唱者であるJ・バーニーが提示した、VRIO(「経済的な価値:Value」「稀少:Rarity」「模倣困難:Inimitability」「組織に根付いている:Organization」)のフレームワークなどはその典型だ。

RBVやそのベースとなるラーニング学派が強く主張しているのは、経営者の役割とは、戦略を立案すること以上に、リソースの拡大発展やラーニングが促進されるような組織を構築することだ、ということである。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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