MBA経営辞書「共同化」 

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共同化(Socialization)

一橋大学大学院の野中郁次郎名誉教授らが著書『知識創造企業』で示したSECIモデルの最初のプロセスであり、暗黙知を形式知化するプロセス。暗黙知とは文書化されていない行動様式やそのベースにある知恵、メンタルモデル、視点などを指す。一方、形式知とは、文書化あるいは可視化されたドキュメントやマニュアル、方法論などを指す。

共同化は、日々の活動を通じて各人が持っている暗黙知を、お互いに共通の時間を過ごしたり、空間をシェアしたりすることによって、他人に共有していくことと言える。徒弟制度の下で親方のノウハウを弟子が体得するプロセスや、企業におけるOJT等が共同化の典型例と言える。同じ場で共通の経験をすることで、暗黙の前提などを共有するのである。一般に、小集団での活動を前提にすることが多い。

共同化で重要なことは、視覚、聴覚はもちろん、五感を働かせて感じとり、体得することである。また、思い込みを持って現場を見るだけでは共同化にはなり得ない。

思い込みをいったん捨てて、ありのままに現場を見ることが必要である。そうして現場と一体化し、共感が持てるまで没入することが必要である。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約800語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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