MBA経営辞書「ファシリテーター」 

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ファシリテーター(Facillitator)

会議の進行役であり、議論の交通整理、構造化推進を行う。一般には、可能な限り、ファシリテーターはその役割に徹し、自らの意見を押し付けないことが望ましいとされる。ファシリテーターの具体的な仕事には以下がある。

・参加者に、「今議論すべきこと」を常に意識させる
・議論が筋道にそれてしまったときに、本来のイシュー(論点)に引き戻す
・タイムマネジメントを行い、議題の軽重にあわせ、必要な議論がなされるように配慮する
・可能な限りすべての参加者が発言し、会議に参加するようコントロールする
・「立場の強い人」「声の大きい人」の発言に引っ張られがちになる議論を引き戻す
・感情的になりそうな場面でクールダウンを行う
・参加者の集中力を高めたり会議のペース転換を図るために休憩を入れる
・意思決定の質を高めるべく最善の努力をする等

上記を前提とすると、ファシリテーターは以下の条件を満たす必要がある。

・自分自身の興味や感情を自制し、目的に集中できる
・議論を常に構造的に捉えられる
・人間の関心や感情を斟酌し、それに対する配慮ができる
・客観的に自分自身の行動や物事を観察できる(「メタな視点」を持てる)

つまり、ファシリテーターは、自分自身の持っている情報を的確に提供しながらも、自分の意見を押し付けず、集団としての意思決定の質が高くなることを常に念頭に起き、振る舞うことが望まれる。

ファシリテーターは必ずしも会議の中で役職が高い人間が勤める必要はない。むしろ望ましいのは、報告を受ける立場の人間、または意思決定に強く影響を与えうる立場の人間がファシリテーターを兼任しないことである。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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