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MBA経営辞書「集団凝集性」

投稿日:2010/10/27更新日:2019/04/09

集団凝集性(groupcohesiveness)

集団が構成員を引きつけ、その集団の一員であり続けるように動機づける度合い。

集団の構造を把握し、成果を高めるために考慮すべき概念として、規範、役割、地位、規模、多様性、凝集性が挙げられる。

集団の凝集性の高さは、各構成員の魅力や構成員間の相互作用、集団の目標や規模などの要素によって決まる。集団の凝集性が高いほど、その集団が持つ規範の拘束力は強化され、共有する目標に対する成果が大きくなる傾向がある。

一般的に、集団における意思決定は、個人で行う意思決定よりも優れている。それは、多様な意見や情報を収集でき、決定内容がより多くの人に受け入れられる可能性が高いからである。

一方で、集団ゆえに陥りやすい問題もある。その1つである「グループシンク」は、合意に至ろうとするプレッシャーから、集団において物事を多様な視点から批判的に評価する能力が欠落する傾向だ。特に、集団の凝集性が高い場合や、外部と隔絶している場合、支配的なリーダーが存在する場合などに起きやすい。これを避けるためには、異なった意見を十分に受け入れ、建設的な批判を重視し、選択肢の分析に時間をかけるなどの配慮が必要である。

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