MBA経営辞書「ニッチ戦略」 

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ニッチ戦略(Nichestrategy)

市場の隙間(ニッチ)を狙い、そこで相対的な優位なシェアを得、収益を上げる戦略のこと。マイケル・ポーター教授の提唱する基本戦略のうち集中戦略とほぼ同義である。
ニッチ戦略では、選んだ事業分野でナンバー1、さらにオンリー1になることが望ましいとされる。

ナンバー1企業を目指すべき理由としては以下が挙げられる。

(1)市場シェアが獲得できるほど、規模の経済性や経験効果が働いて収益性が向上する。これに対し、成長性が高いという理由だけで、他社に追随して競争の激しい市場に参入しても、市場シェアがとれなければ、コストがかさむだけで収益性は低くなる。

(2)顧客は一事業分野(カテゴリー)では、一企業(あるいはブランド)しか認識しないことが多い。DVDレンタルであればTSUTAYA、日本のアパレルSPA(製造小売業)であればユニクロ、というようにナンバー1企業でなければ顧客の頭にはなかなか認識されにくい。

なお、当初はニッチであった市場が、成長とともに、巨大な市場になることも珍しくない。たとえば、海外向け格安旅行チケットは当初ニッチ市場であったが、海外旅行ブームやツアー旅行離れもあって、巨大な市場となった。その結果、初期にナンバー1のシェアをおさえたエイチアイエスが、市場の伸びに歩調をあわせて急成長していったのである。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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