MBA経営辞書「CSRブランディング」 

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CSRブランディング(CSRBranding)

社会から共感を得、好感をもたらすべく、CSR(CorporateSocialResponsibility:企業の社会的責任)を前面に打ち出したブランディング。

昨今では、環境対策によって「環境にやさしい企業」といった企業ブランドを構築すると共に、差別化可能な戦略的要素を追求する企業が増えている。たとえば、1970年代に創設されたザ・ボディショップは動物実験に反対し、天然原料を使った化粧品・トイレタリー製品を製造販売する英国企業であるが、自然派化粧品として、競争の激しい業界での差別化に成功している。

ほかにも、戦略的CSRブランディングが実行されている事例として、以下のような活動が挙げられる。

トヨタ自動車:ハイブリッドカー「プリウス」開発・販売による有害汚染物質排出削減
TOTO:ユニバーサルデザイン、環境配慮型商品(水使用量を大幅に削減した水洗トイレ)
日清食品:インスタント麺「カップヌードル」のリフィル販売による容器分の資源削減
ボルヴィック:水販売1リットルに対しアフリカで10リットルの水をつくるキャンペーンでの貧困層支援

意識の高い消費者は、こうした企業姿勢を評価して、購入する製品を選ぶ時代になりつつあることから、CSRは今後も企業戦略上その重要性を増していくと思われる。そして、コーポレート・ブランディングの観点においても、CSRはブランド構築に欠かせない重要な要素となっていくであろう。

次回は「インターナル・ブランディング」を取り上げます。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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