MBA経営辞書「自社株買い」 

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自社株買い(Stockrepurchase)

企業がキャッシュを支払って、市場から自社の株式を買い戻すこと。日本では1994年に解禁された。

企業サイドから見ると、手持ちのキャッシュを株主に還元するにあたり、配当として支払うという方法の他に、株主から自社株を買い戻すという新しいオプションができたと考えられる。その意味で、自社株買いは配当政策と同等の意味合いを持つものと言える。近年では、配当政策と自社株買いを合わせて利益還元政策と呼ぶようになってきた。

完全市場を前提としたMM理論の元では、配当政策同様、自社株買いは株主にとっての企業価値、すなわち株価に対して中立とされている、しかし実際には、配当のシグナリング効果で示したのと同様の理屈から、投資家は自社株買いをするという企業の行動に様々なメッセージを読み取り、それが株価に影響を与える。したがって、配当の場合と同様、企業はそうした要素も勘案した上で自社株買い実施の是非を判断しなくてはならない。

次回は「ブランド」を取り上げます。

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グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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