MBA経営辞書「アドボカシー・マーケティング」 

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アドボカシー・マーケティング(advocacymarketing)

顧客からのレピュテーションを徹底的に高めることで長期的利益を獲得しようとするマーケティングの考え方。購買から離脱まですべてを決めるのは顧客であり、その顧客を「徹底的に」支援し、「ベスト」のソリューションを提供することこそが、顧客に選ばれる企業の条件だという原理主義的な信念が根底にある。

現代は、ITの進化により、売り手と買い手の情報格差が縮小したどころではなく、顧客の方が商品へのニーズや評価についてよく知っているし、発言力も持つという状況すら生まれている。こうした中、単なる「良い関係」を越えて長期的な信頼関係を構築し、また高い満足度がもたらす口コミをネット時代だからこそ重視するという発想である。

アドボカシー・マーケティングでは、顧客のためになるのであれば自社製品ではなく他社製品を薦める、あるいは、自社製品の瑕疵も積極的に開示するなどを提唱している。それが顧客の長期にわたる信頼、良きレピュテーションにつながると考えるのだ。

次回は「CSR」を取り上げます。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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