MBA経営辞書「プット・オプション、コール・オプション」 

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プット・オプション、コール・オプション(putoption,calloption)

プット・オプションは売る権利であり、コール・オプションとは買う権利を意味する。

例えば、現時点で100円のA社の株式を保有しているとする。そして、将来的な株価下落の可能性を避けたいと考えている。そこでこの時、行使価格100円・行使期間1年のプット・オプションを買うと「一年後に100円でA社の株を売る権利」を手に入れることができる。

ここで実際に株価が80円に下落したとすると、プット・オプションを行使して、A社の株式を100円で売却する。一方、株価が120円に上昇した場合、A社の株式は市場で120円で売れるわけだから、わざわざ100円で売る必要はない(権利は無価値)。このようにプット・オプションを購入することで、株価の下落リスクを回避することが出来るのである。

逆に、例えば、現時点で100円のA社の株式を保有したいとする。しかし、実際に購入すると将来的に株価下落のリスクを負うことになるのでそれは避けたいとする。ここで、行使価格100円・行使期間1年のコール・オプションを買うと「一年後に100円でA社の株を買う権利」を手に入れたことになる。

株価が120円に上昇した場合、コール・オプションを行使してA社の株式を100円で購入し、市場で売却すれば20円の利益を得ることが出来る。一方、株価が80円に下落したとすると、コール・オプションを行使して100円で購入する意味がないので、行使しない(権利は無価値)。コール・オプションを購入することで、株価の上昇メリットを享受することができるのだ。

次回は「スワップ」を取り上げます。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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