MBA経営辞書「増資」 

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増資(capitalincrease)

会社の資本金を増やすこと。有償増資(金銭の支払い等を伴う)と無償増資(金銭の支払い等を伴わない)があるが、一般には資金調達のための有償増資を指す場合が多い。増資は、借入れと並ぶ資金調達の伝統的手段であるが、借入れとは異なり、長期的に安定した返済義務のない資金を一度に獲得することができる。また、株主資本が増加する結果として財務の健全性の指標が改善する。一方で、株式による調達は、資本コストが高く、また手続きやIR(InvestorRelations)に手間と費用を要するなどのデメリットもある。また、株主構成、ひいては議決権などにも影響が及ぶため、注意が必要となる。
増資は、対象とする投資家により、公募増資、第三者割当増資、株主割当増資に分けることもできる。公募増資とは一般の投資家全般に向けて株式を広く売り出すことであり、特定の株主に多くのシェアを握られることなく、広く一般から多くの資金を集めることができる。第三者割当増資とは、ある特定の企業や機関投資家などに向けて株式を発行するもので、それらの企業と関係を深めたい場合などによく用いられる。株主割当増資とは、すでにその企業の株式を保有している株主に向けて株式を発行するものである。

次回は「新株引受権付社債」を取り上げます。

▼「MBA経営辞書」とは
グロービスの講師ならびにMBA卒業生など、幅広い分野から知を結集して執筆された、約700語の経営用語を擁する辞書サイト。意味の解説にとどまらず概念図や具体例も提示し、マーケティング、ファイナンスなどの分野別に索引できる。今後、検索機能ほかサイト機能の追加を行う一方、掲載用語を1000語程度まで拡充した上でサイト上でのご意見の収集ならびに監修の実施を通じた更なる精緻化を図り、グロービス編著のベストセラー書籍『MBAシリーズ』と併読いただける書籍として出版を予定している。

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