減価償却って何?減った資産の価値はどこに行くの? 

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「減価償却」と言う言葉を耳にしたことはあるけれど、実は意味や仕組みがイマイチ分かっていないという方も多いのでは?そこで、減価償却についてよく質問される点を説明します。

減価償却って何?

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「減価」という語感から、「価値が減っていく」様子がイメージできるのではないでしょうか。製造設備や自動車などの資産(有形固定資産と言います)は、使用に伴う劣化や技術革新による新製品の登場により物質的、経済的な価値が下がっていきます。例えば、製造設備を1億円で購入したとします。製造設備は購入すると「有形固定資産」として貸借対照表に計上されます。1年後、2年後、3年後・・・の製造設備の価値は購入価額の1億円のまま維持されるのかというとそうではなく、使用や時間の経過とともに減少します(これを減価と言います)。そこで、製造設備の価値が下がったのであればそれを受けて価値=貸借対照表の金額を修正する必要が生じます。つまり、減価償却は購入した有形固定資産の貸借対照表の金額の修正であり、この金額修正を帳簿に記録することを「償却」すると言います。

減価償却費はバッグの1年当たり使用料みたいなもの

例えば、100万円で購入した自動車を5年で使い切るとします。

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貸借対照表では、100万円の自動車の価値が時を経るごとに徐々に減少して最終的に0になります。一方、自動車の価値の減少分は損益計算書に減価償却費(費用)として現れます。一括して購入した地下鉄の回数券が使用するごとに徐々に無くなっていくようなイメージです(ちなみに地下鉄の回数券は有形固定資産にはなりません)。あるいは、高価な品物を購入する場合、10年使うとか一生モノと考えて購入に踏み切る人もいるのではないでしょうか?例えば、10万円のバッグを購入する場合、頭の中では10年使うとすると1年当り1万円といった減価償却計算と同じような計算をしているわけです。この時、毎年の1万円はいわばバッグの1年当たりの使用料(費用)と考えることができ、この使用料見合いが減価償却費ということになります。

減価償却と聞くと一見取っつき難そうですが、こうして見ると実は個人の感覚とそれほど違うものでもないと思いませんか?

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