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ダボス会議2014年~6)ダボス3日目の風景

投稿日:2014/01/25更新日:2019/08/20

ダボス3日目。かなり疲れが出て来た。朝7時半からの日中友好財界朝食会に参加。日本側は、長谷川閑史・経済同友会代表幹事、潮田洋一郎・LIXILグループ会長、新浪剛史・ローソン社長を筆頭にずらっと著名な経営者が揃った。安倍総理が言うように、こういう「ダイアローグ(対話)」が価値を生み出すのだと思う。グロービスナイトにも多数の中国人が来てくれた。継続的に対話をしたい。

ダボス会議にて東大寺の北河原公敬・長老(全日本仏教界副会長)とG1U40にも参加された妙心寺退蔵院副住職の松山大耕さんとの3ショット。日中の対話には、仏教界の代表も参加された。

朝9時からは、僕が共同議長を務める「世界の成長企業(GGC)」での会合だ。僕が、ディスカッションをリードする役割だ。頑張るぞー!

僕の友人がいるリッポーグループが主催する昼食会。ダボス会議では、プライベートな朝食会、昼食会、夕食会、レセプションが開かれている。こういう私的イベントの方が、ネットワーキングができて面白い場合が多い。

僕がディスカッション・リーダーを務めるワークショップが始まった。テーマは、「The Power of Difference」だ。ダボス会議では、パネル以外にもワークショップ形式も多い。

米国のジョン・ケリー国務長官によるスピーチ。プロンプターを使って、明快に力強く話をしている。先ずは、イランの話から。強いプレッシャーをかけている。いつも思うが、ダボス会議はリーダーの品評会だ。演説がとても重要だ。

ジョン・ケリー国務長官のスピーチが30分過ぎたが、イラン、シリア、イスラエル・パレスチナ問題しか話をしていない。ケリー長官のマインドシェアが中東ばかりだと、「アジアのピボット」はどうなったのかと思ってしまう。日本政府による米国へのしっかりとしたロビー活動が重要だ。

ケリー長官のスピーチが終わってしまった。中東の話のみで、質問を受けないし、クラウス・シュワブ氏との対談も無かった。その点はガッカリだ。でも、米国が中東にコミットしていることは、伝わってきた。

ホテルに帰ろうと思ったけど、マリオ・ドラギ氏(欧州中央銀行総裁)のセッションが始まるから、残ることにした。欧州の経済危機を救った人を間近に見られるのは、とても嬉しい。

マリオ・ドラギ総裁のセッションが始まる。何だか観劇しているかの様なワクワク感がある。しかし、これだけ世界のトップリーダーを間近に見られるのは、本当に贅沢だ。

マリオ・ドラギ総裁は、予想をはるかに超えて有能だと思った。質問に対して明確に力強く、政策、考え方、今後のアクションを全て答えて行く。彼がECBのトップにいる限りは、欧州の金融システムがしっかり回るであろうことは予想できる。市場は、欧州当局のコミットメントの強さを過小評価してはいけない。

ホテルに一旦戻り、今からダボスの街中に繰り出すことにする。モンゴリア・ナイトに行きたかったが、ちょっと遠いので断念して、今からはインディア・ナイトに向かうことにする。

インディア・ナイトで、インド料理を食し、美味しい赤ワインを頂き、ほろ酔い気分でホテルに戻ってきた。明日土曜日は、ダボス会議の最終日だ。明日午後にはダボスを発つ予定だ。ホテルに戻り、簡単にパッキングをして、今からコラムの執筆にいそしむこととする。

明日は、最終日だ。茂木敏充・経済産業大臣と林芳正・農林水産大臣が来られる予定だ。最後までしっかりと日本代表としての責務を果たしたい。

2014年1月24日
ダボスのホテルにて執筆
堀義人

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