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新番組「ニッポン未来会議」初放映~パブリックビューイングの風景

投稿日:2013/10/07更新日:2021/10/19

いよいよ、10月6日(日)13時からBS-TBS「ニッポン未来会議」がスタートすることになった。収録も終わり、番組宣伝映像も完成した。

 

僕にとっては、初めてのテレビ出演だ。今までは、テレビ出演を全て断ってきた。そればかりか動画出演も避けてきた。目立ちたくなかったからだ。大震災、そしてトコトン議論で僕の意識が変わった。「日本を良くするためには、逃げていてはいけない。自分の考えを広く世の中に伝える必要がある」そう考えるようになった。
初めてのテレビ出演は、レギュラー番組でのメイン・キャスター役だ。テレビ業界では誰もがビックリするほどの大抜擢だそうだ。せっかくのめでたい機会なので、グロービス東京校で、パブリックビューイングと「堀義人にダメ出しをする会(仮)」を開催することにした。

「ニッポン未来会議」は、今までの討論番組とは根本的に違うものだ。「朝まで生テレビ!」を見ると、いつも気分が悪くなっていた。それはなぜなのかをずっと考えていたのだが、先日ようやくその理由がわかった。田原総一朗さんが番組内でこう言ったからだ。「前向きな議論になってきましたね。でも前向きでは困るので、後ろ向きに行きます」と。批判の応酬は、白熱して面白いかもしれない。だが、何ら生産的なものは生まれない。これでは建設的な議論ではなくて、足の引っ張り合いだ。日本を良くするためには、批判的であってはいけない。常に提案が必要だ。ビートたけしさんが出ているゴールデンの番組も、政治エンターテイメント番組だ。これも批判の応酬か、政治を茶化したものになっていると感じていた。

僕は真剣に日本の未来を議論するテレビ討論番組が、日本に必要だと思っていた。だからこそ「ニッポン未来会議」では、議論のルールとして次の3つの精神を掲げることにした。

1) 批判よりも提案を!
2) 思想から行動へ!
3) リーダーとしての自覚を!

批判からは、何も生まれない。提案が必要だ。思想だけでは変革が起こせない。行動が不可欠だ。そして、「誰かがやってくれるからいいや」では、何も変わらない。一人一人が日本の未来を決めるのだ、という自覚が必要だ。番組の視聴者にも、傍観者ではなく、日本を引っ張っていく自覚を持ってもらいたい(この番組をつくるに到った経緯は、以下2つのコラムにまとめているのでご参照頂きたい)。

新番組 「ニッポン未来会議」スタートへ!~僕が初めてメイン・キャスターを務めることに……
ニッポン未来会議~いよいよ10月6日(日)13時からBS-TBSにて放映開始!

パブリックビューイングの会場となるグロービス東京校には、数多くの人々が集まってきていた。僕が12時55分頃に簡単な挨拶をした。そして、オープニングだ。映像が前面の大きなスクリーンに映し出され、「ようこそニッポン未来会議へ」という大きな声が会場に響き渡り、番組が始まった。テレビの中の僕が、番組の精神と今回のテーマである「ニッポンの発信力」の趣旨を説明していた。ここで最初のコマーシャルだ。サントリーさんの「伊右衛門 特茶」だ、丸井さんのパンプスと通販。

そして、内閣官房副長官の世耕弘成さんによる「ニッポンの発信力」の7分間のプレゼンが始まった。これは迫力があった。「国際広報予算は、日本全体で200億円。中国は1兆円使っている。韓国もはるかに多いお金を使っている。でも、それでも日本は成功事例を見せることができました。それはオリンピックです。チームニッポンです」。続いて、メディア・アクティビストの津田大介さんの政治家とは全く違うソーシャルメディア系のプレゼンだ。「ネットで話題になるのは、1)共感性、2)リアルタイム性、3)新規性。超いいねボタンで、マイクロペイメントでお金を集めたい」。面白い。世耕さんと津田さんのプレゼン対決は見応えがあった。

2回目のコマーシャルに入った。サントリーさんのCM、いい感じでマッチしている。天然水とウォーターサーバーだ。そしてグリコさんのポッキーだ。

これからコメンテーターを交えた5人での議論だ。まずはシンクタンク・ソフィアバンク代表の藤沢久美さんのコメント。素晴らしい。引き込まれて行く。次は、コミュニケーションのプロであるフライシュマン・ヒラード・ジャパン社長の田中慎一さんのコメントだ。それから喧々諤々の議論が始まった。

「世界から来てもらうことが重要だ」(藤沢久美さん)
「国際会議を招聘することが重要だ」(世耕弘成さん)
「発信力に変化がある。LINEのスタンプとInstagramでの写真共有が始まり、非言語のコミュニケーションが増えている。今回のオリンピックも動画が重要な鍵を占めていた」(津田大介さん)
「訪問者目標は、今年1000万人。経済が良いと、注目を浴びて、世界から来るようになる」(世耕弘成さん)

国民に望むことは?との質問に対し、
「みなさんが持っているものを発信して欲しい。それだけで日本の価値が上がる」(世耕弘成さん)
「日本の発信力を上げるために、ダボス会議などの場での民間と政府とがコラボレーションが重要だ」(藤沢久美さん)
「国際世論を誘導するためには、そういう国際会議の場が重要。是非日本で開催するようにすべきだ」(田中慎一さん)
「日本の政府の広報は、現状、各省庁がバラバラにやっている。これから全てをまとめる必要がある」(世耕弘成さん)
「オリンピックのプレゼンがうまくいったのは練習の成果だ」(世耕弘成さん)

3回目のコマーシャルは、DeNAのモバゲー「アヴァロンの騎士」だ。その次は、サッポロ一番さんだ。スポンサーに感謝。

そして、会場を交えた質疑応答。最初は、ベルギー人のスベンだ。世代格差について。二つ目が教育に関して。三つ目が、日本のメンタリティに関してだった。実は世耕さんが収録時にしていた回答が良かったのだが、時間的に割愛されてしまったのがとても残念だった。

4回目のCMは、サントリーさん「伊右衛門の特茶」。そしてモバゲーの「アヴァロンの騎士」だ。

最後に僕が本日の論点を3つにまとめた。結構うまく簡潔にまとめられたと思う。そして、フィナーレ、「ニッポンの未来を決めるのはあなたたちだ」の決めゼリフとポーズで終了した。視聴してくれたみんなに感謝だ。パチパチパチパチ。

さて、「結構いい感じだった」と、感傷に浸っているわけにはいかない。これからパブリックビューイングの会場で、来場者から「ダメ出し」を受けることになっているからだ。僕が簡単にこの番組ができるまでの経緯をオフレコで話をしてから、「ダメ出しをする会」が始まった。だが、思ったよりも好評だった。

「これまでの時事討論などは、おじいさんたちが無責任に議論していると感じていました。批判の応酬や、エンタメばかりのテレビ討論の中で、質の高い議論を短時間で見ることができる番組ができてよかったと思います。とても前向きな気持ちになれました。願わくば、もっと堀さんのカラーを出して欲しいです。」

「メイン・キャスターが経済人であるのが、新鮮でかつ前向きになれました。ジャーナリストや評論家だと、後ろ向きになってしまうけど、経済人が前面に出て、日本を良くするために番組を引っ張るのは、日本にとっても良いことだと思います。」

こうした意見を頂いた。その間、続々と、ツイッター上でも感想が上がっていた。

・「ありがとうございました! 実家で母と一緒に見ましたが、70歳を過ぎた母も、何かやらねばという気持ちになってきたと申しております!」(藤沢久美さん)
・「いやほんと、短時間でたくさんの議論、ついて行くのがやっとですけど、海外に日本を発信する上でのヒントが、議論を拝聴して、その入り口は理解できたような感じがします。特にTwitterとか、ソーシャルメディアの中で自分のできることは何か無いか、考えてみようと思いました!」(川辻 徹治さん)
・「ニッポン未来会議 、面白かった。地上波の討論番組って、後ろ向きの話ばかりで見ても何の役にも立たないし気分がモヤモヤしていたけど、こちらは今後に向けての気構えを考えさせるような前向きな内容が好印象。また見たい。」(Masumi@休暇中さん)
・「ニッポン未来会議、面白かった。官民双方の内容がてんこ盛りで、日本をどうするか、まさにチームで考えて、議論して、行動する――小さなことでも国民が前向きに動けば必ず国は良くなるという気概を感じた」(平常運転さん)
・「(批判の応酬ではなくて、建設的な議論をと)本当にそう思う。ダメな所を言い合っても世の中変わらない。そんな番組だけにはしないで欲しい」(@elysion40:さん)
・「年老いた自分達だけど、何かできないか、行動に移したいという気持ちで一杯になった、胸が熱くなった!」と興奮(木村純子さんのご両親より)
・「日本の発信力、新しいコミュニケーションのあり方について。個人個人が発信していくのが日本の発信力のためにも重要だという議論でした。テクノロジーの変化がコミュニケーションのあり方にも変化を及ぼしているということも」(梅木大輔さん)
・「先月、番組収録の観客として参加していた討論番組『ニッポン未来会議』。テーマは『世界に後れをとるな! ニッポンの発信力』。収録では充実した中身の濃いプレゼン・議論が展開されていました。」(おぐら修平さん)
・「ニッポン未来会議、今年還暦を迎える母親から『勉強になった。批判より提案、思想より行動、もう一つ何だかったかな?』とメールがありました。世代間を超えて健全な議論を行うきっかけになりうる番組です。次週も楽しみ。」(南和宏さん)
・「素晴らしい議論を見させて頂きありがとうございました。新しい形の討論番組が出発したような気がします。」(@rhcjagvdさん)

そして、パブリックビューイング終了。最後に参加者の皆さんとポーズ。「ニッポンの未来を決めるのはあなたたちだ!」

これから3カ月間は毎週日曜日13時からBS-TBSで新番組「ニッポン未来会議」をお楽しみください。次回は、「ニッポンの成長戦略」。更に面白くなります。10月13日(日)の13時からBS-TBSでお会いしましょう。

「ニッポンの未来を決めるのはあなたたちだ!」

2013年10月6日
一番町の自宅にて
堀義人

P.S. たった今、僕の母が自宅にサントリー伊右衛門を差し入れしてくれた。その緑茶をグラスに注ぎ、母親に向けて乾杯してから、一人ゆっくりと味わいながら飲み干した。

<パブリックビューイング参加者の声>
・素晴らしい番組だと思いました。分かり易く、エネルギーをもらえ、何か自分も行動したいと具体的に何をしようか頭の中で整理していました。多くの人にこの番組を知ってもらいたいと思います。堀さんが仰っていたように、討論番組は批判するものが多い中、こういった前向きな議論をする番組は珍しく気分が良いです。
・このような番組を続けることで国民の参加意識が高まると思う。サッカーやスポーツ競技でスター選手にあこがれている子供達がスポーツを始めるように、国会議員と民間人が政策なども含め議論することで、自分も未来を変える力になれるかもしれないというインスピレーションを与えられたら素晴らしいと思う。
・これから毎週日曜日楽しみにしています。
・まったく新しい番組になる可能性があるかも知れないと思った。目の前の日常や厳しさに対して、「気晴らしのテレビ」が多いが、その中で現状のポジティブな面も見ながら、自分で行動をうながす番組は他にない。
・イメージしていた以上に、大変興味深い、そして中身の濃いトーク番組でした。世耕氏のプレゼンには、目を見張りました。韓国に比して、発信力の低さを感じてきましたので、今後が期待できます。私も発信力を更に高めたく存じます。内容のレベルは高いな、と感じました。
・前回の収録の観覧もさせて頂きました。とてもダイナミック、かつ出演されている皆様が、まさに「批判でない提言」のスタイルで議論されている姿に感銘を受けました。番組を見て、自分自身も、今まで以上に明確な課題意識を持つ必要があると再認識しました。
・他のTV討論番組と違って、勉強になりました。レベルの高い意見が多く、自分が今後何をすべきか考えるきっかけになりました。
・Good!!
・レベルが高めの内容で非常に面白い。
・クラスを受けているようで非常におもしろかったです。
・政治、民間でポジティブな討論、議論は新鮮でした。今後のテーマが何か、知りたいなと思います。
・プレゼンとそれに対する議論がかみ合っていて非常に勉強になった。プレゼンについても、プレゼンを今後する上でも、勉強になった。内容についても日本の発信力、オリンピックの招致というフレッシュな問題についても話が触れられ興味がわいた。
・プレゼンによる提言と議論によってアイディアが深められる新しい形の討論番組、とても興味深かったです。
・議長のまとめがラストにあるのが良いです。3つの方針を大事にして下さい(提言、行動、リーダーシップ)。「会議」とは「意識を変える」ことが重要と思います。これを実践して下さい。
・建設的な議論が面白かった。
・テンポよく、とても心地よく参加させていただきました!
・初回放送おめでとうございます。面白かったです。前へ推進する番組作りを期待しています。ぜひ番組への視聴率のため多様なメディアで発信とフォローをお願いします。私もRTします。
・前向きな気持ちになれてよかった。
・今後のテーマも興味深く、期待しています 。

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