
発想力の基本
1. 常識や前提条件を取り払う
2. 多様な視点から物事を見てみる
3. 粘り強く考え抜く
「グローバルでの競争が激しくなり、ビジネスにおけるスピードの重要性が高まる中、『ほかの人が気付いていない新しい価値を、いかに早く発想するか』が、これからの時代を勝ち抜くための大きなポイントになる」と嶋田毅氏。“発想”と聞くと、天才的なひらめきをイメージする人もいるかもしれないが、「発想力は、頭のキレや回転の速さとは必ずしも比例しない。どんな人間でも、伸ばし、鍛えることができる」と話す。発想力を伸ばすために最も重要なのが、常識や前提を取り払うこと。
「知識を増やすことは大切だが、それに頼りすぎると紋切り型の発想しかできない。ビジネス環境は常に変化しているので、当然その前提も変化する。学んだことを疑う姿勢を持ち続けることが必要です」
training.1否定文作成トレーニング
効果:新しい発想を得ることができる
1. 1つのテーマにつき、世の中で常識だと思われていることを10個以上書き出してみる
例:テーマ「アイスクリーム」→「アイスクリームは甘い」…etc
2. 2.それぞれの文章を否定形にする
→「甘くないアイスクリームは作れないか」…etc
3. その否定文が実際に成り立たないか考えてみる
常識を疑うことの重要性は分かっても、頭を急に切り替えるのはなかなか難しいもの。これまでに身に付いたルールや思い込みをリセットし、ゼロベースで発想するための具体的な方法はあるのだろうか。
「ばかばかしい質問をしてみるのは、常識を疑うためのテクニックの一つ。新人や素人になったつもりで、誰もが当然だと思っていることをあえて問い掛けてみるのです」
例えば、目の前に飲み物があるなら、「ペットボトルはなぜ筒型なのか?」と考えてみる。実際、この問いがブレークスルーとなり、最近は女性用の小型のバッグにも入りやすいよう、平らな形状のペットボトルが登場している。
また、常識を否定する文章を作ってみるのもトレーニングとしては有効。世間で常識とされていることを書き出し、あえて否定形にしてみるのだ。例えば「アイスクリームは甘い」のが常識なら、「甘くないアイスクリームは作れないか」と考えてみることが、新たな気付きにつながる。ほかにも「アイスクリームは冷たい/容器に入っている/溶けやすい」など、一つのテーマにつき10個以上常識を挙げ、それぞれを否定してみると、発想の幅が広がる。





